第5話 ふられ記念日

 短歌一首



平穏を貪る街の営みよ

僕がふられた今日でさえも



12月19日。今日僕は失恋しました。

そんな落ち込む私を尻目に、街は通常と変わらず、買い物する人、車を運転する人、帰宅する人。何もなかったようにいつもの営みを繰り返します。

世界が終わってしまうような喪失感を僕は感じていましたが、世間にとってはそんな事はどうでもいいことなんだ。そんなことを考えながら、今日をふられ記念日にしました。

(実話 まさしく今日の私の出来事を短歌にしました。)

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