雨に唄えば

公園で


雨に唄えばホロホロと


涙零(こぼ)れて悔し泣き


薔薇色の日々はもう去った


仕事もせぬままこの身とで


夢のかけら集めても


この雨のよに落ちるだけ


愛してるとは叫べない


愛してるとは言えぬ身で


唄い唄えば落ちるるを


干からびたと枯れた涙を呼ぶ雨に


打たれた夏の夕涼み

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