夏まだか

咳込んで


起きて喉を潤す飯(めし)


頭痛くもタバコ吸い


眺める外は涼雨かな


豪雨の被害も助けれぬ


ボランティアを憂うべし


コロナ禍の変わった日本か世界中


行き来は出来ぬ鎖国かな


物流頼みのステイホーム


SNS、繋がりだけは世界中


キスもハグも許されぬ


不妊社会の到来だ


合法違法問えぬ世に


降り注ぐ雨美しき


音色と風の晨風が


連れて来る夏どんなかな?


世界平和を祈っても


殺したい人山程居


祝福だけも嫌だから


恐怖を手にして支配する


何が感謝かお礼など


挨拶さえも面倒か


独りになれば涙する


何度だってそうだった


それでも続けた歩みには


雨だれ石を穿つよに


平和の愛で築く世は


如何程になる金社会


平和を望み人殺す


仏像殺すは我殺す


哀しき世だと憂うばかりは


辞めにした


みんななんでも自己責任


いいよね責任取らなくて


ご都合主義の大人には


なりたくなかった少年期


それでも年取る我は今


ご都合主義を引き受ける


大人にはなりたくなかった若人も


1秒1秒歳は取る


万物生きる自然には


私の命は芥子(けし)の花


見頃は過ぎて枯れゆく我が身とて


まだ成す事はあるはずだ。


どんな世の中やって来る?


どんな世でも立ち向かう。


太陽の恵みを待ち侘び夏は来る。


汗で着替える涼しき夜


歩ける時はまだ遠い。

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