蛇氏と、美桜

今日は晴天、


「うわぁ気持ちいい

ー。」


ボブさんと、ロザリーさんと

今日は果樹園へとブルーベリーの

木の手入れに向かう。


ボブさんはトラクターで、美桜と

ロザリーさんはワゴン車で、

30分山道を登るが道は舗装されていて苺畑の

凸凹道とは違っていた。



畑につくと、沢山のブルーベリーの木が元気に育っていた。


木の周りに広がる草も膝を越し

木の下だからなのか、ヒヨコぐさ

ヨモギ、ハコベ、春の草が柔らかく

育っていた。


食べれる草は籠に入れて持ち帰る。


薬草パンやクッキー、パウンドケーキ

マフィンに混ぜこみ使用する。


ルンルンで薬草を摘んでいた時

ガラリと雰囲気が変わった。


音も風も空気も止まったような

異様な雰囲気は美桜をゾッとさせた。


ふとロザリーさんとボブさんを、

振り返り見る。




固まったままのロザリーさんは

瞬きもしない。


💦


ボブさんに駆け寄り背中を叩く!

ボブさんも同じ、彫刻のように

固い。


え‼えっ💦

「ど、どうしよう、どうしよう。」


と泣きべそかいていたら・・・

1匹の白い蛇と目が合った。

(✧"✧)


真っ白いヘビは丁度カエルを飲み込んでいる途中だった。


美桜と目が合った蛇は口から飛び出たカエルの足をさらに口を大きく開けゴクリと飲み込んだ!


美桜が唖然としていると

シュルシュルシュル

細い地を這う音をたてながら

美桜の近く迄来ると、


ハアースゥーと息を吐いて吸ってを

繰り返し、グン‼グン‼グン‼



と美桜の背丈の大きさになり

ゴクンと唾を飲みヒョロヒョロヒョロと舌を遊ばせた。


驚いた美桜は😱ガタガタガタ


蛇は美桜を下から上まで眺め

そして言った。


「あなた、月の指輪を持って

いますね。」


蛇の問いかけに、

「な・・・ぜ そう思い、ママスカ」


美桜はビビりながらつい答えてしまった。


フフフ

「怖がらないでください。

貴方はカエルじゃない、私は

人は飲み込まない。

アマゾンの蛇と一緒にしないでくれ💥💢💥」


「あ💦ホッ‼ゴ、ゴメンなさい、

ついビックリしてしまいました。

えっ・・・と、月の指輪?

何故そんな事を聞くのですか?」


「だって貴方は蛇である、わたくしと話せるじゃありませんか!」


💦


「持っているのでしょう」

蛇氏は確認する様に聞いて来る。

ピョロピョロピョロ


「持っているってゆうか・・・

天から落ちて来たのです。


そしてくい込むように指、いえ

骨に巻き付きました。


肉がうまり 、昼間はわかりませんが

夜になるとうっすらオレンジの

光が見えます。

凄く痛かった、気を失うくらい。」



「ああ💦確かに、そうですね。

天からの指輪は痛みを伴います。


尋常な痛みではありません。

貴方は呼ばれてこの地に帰られ

た神の子ですから。


お気の毒でしたね!

お察しいたします。」


そう言ってる間も蛙がピョンピョンピョンピョン蛇氏はお腹が空いているのかハッ ハッ ハッと首を

ふりカエルを意識しながら会話する。。


美桜は思わず

「あのぉー蛙って

どんな味なのでしょう?」

蛇氏は、

「食べたほうが説明するより

早い、捕まえましょう。

ご馳走しますよ、この地の蛙✨は

果樹の味がして凄く美味い。


まるまる丸っとしてピョョうまそう

だ‼」


狙いをつけた蛇氏に美桜は

「あ💦あー💦食べません!

いりません、食えませーん。

食わない!ぜーったぁぁーい

食わない‼」


「ん?何で?美味いですよ。」


「食べれないから味を聞いて

い、る、ん、です‼」


(✧"✧)蛇氏は爬虫類独特の目付きで

「残念です、美味しいのに・・・

味は?そうですね、強いて言えば鳥

のササミに果樹の味ですかね。」


「・・・💦

一生食べません。」

キリッ


 ・・・

それより指輪は何故?私に降り

たのだろう。


この蛇さんならずっと気になって

いた事を教えてくれそうな

気がした。

蛇氏は話し出した。


「わたくしは、三百年前から

貴方の為に、神から言われた

仕事をしています。


私だけではありません。

沢山の人間が貴方の為に動いて

います。


あの日、大勢の仲間と泣きながら

虹の柱を見つめました。


「やった、やった‼

月の乙女が降りた。」


私達は奇声をあげて喜びました。

此処で貴方に会えたのは

神のおぼしめしでしょう。


私達は・・・💦

貴方をずっと探していました。


「あ・・・のぉ、私を探してた?

何故?」



美桜はキョトンとして、蛇氏を

見た。


言葉を話す白い蛇氏の姿は美しく

また、爬虫類独特のキツイ眼差しは

消え、とても優しい目をしていた。


「何故貴方を探していたか?

って?

本気で言っているのですか?」


蛇氏は以外という顔を見せた。

蛇氏はピンと張っていた白い体をくねらせてクタリと項垂れた。

人で言えばガックリ的な


私達は3百年貴方を待っていたのに

ハァ蛇氏の深いため息に翻弄されながらも何と答えればいいのか?



「・・・💦・・・💦」



「そ、そう落ち込まれても

困ります。」


美桜は降って湧いた変な話しに

追いつけないでいた。


だいたい、蛇と話せるなんて

ハリーポッ〇ーの、スネー〇

先生なみでは無かろうか!



「シャロン、今のアナタの名前は

なんですか?」


「シャロン?誰ですか?

私は美桜です・・・よ、」


「そうですか?では美桜貴方は

東洋人ですね。中国?韓国?

日本?ですか?」


「日本人です・・・が・・・💦

何故?別の世界を知ってま・・す?」


「・・・・・・・・・美桜、私はイギリス人

でした。


私は貧困を無くそうと事業を起こし

たのですが、蓋を開けたら貴族が

世の中にものを言わす世界

結局大金持ちへとお金は流れ、返って困る人が増えて行った。


結局残ったのは絶望しかありませんでした。自害しょうとしたら

虹の柱が立ち、



「始末する命なら、私に従え

そう言われました。

私の身は天球へ、美桜貴方は

地球へと送られました。


神が貴方を逃がされたのです。


そして地場の交換が済んだのです。


「何故?貴方と私を・・・?

交換したのです?」


「急な移動はバランスをくずします。

バランスを保つ為です。」


「じゃ今蛇さんと私がいたら

まずくないですか?」


ハハハハハ

「もう三百年たつのですよ。

私には天球の命があります。

貴方は元々ここの住人だから

移住は問題ありません。


美桜の頭はこんがらがり

🐍氏の話に追いつけない。

頭が悪い訳じゃない。

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