第3話お仕事

おはようございます、私の今日のスケジュールは新しい仕事の面接ですよ、年寄りには騎士見習いなんて危ないですからね。

やっぱり事務員がいいかな、よく昔取った杵柄って言うじゃないですか。

こう見えても電卓は得意ですからね。

面接の人が来ましたね、最近の面接は血圧とか測るんですね、朝食のメニューですか、コメですね、おかずは・・なんか黄色いのと青いのでしたね。

体は丈夫ですよ、腰痛と膝痛だけですから、まだまだ働けますよ、止められてもどこまでも歩けますから、じゃあ出かけてきますね。

え、まだ面接終わってないんですか、新聞読みたいんですが。

急に手を握られても困っちゃいますね、私はやっぱり秘書さんの方がいいかな。

あ、朝ドラが始まっちゃいました、もう良いですか、ではさようなら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る