「満月の朝は君と踊りたい」より

 自分を嫌うことができる人間は強い人だよ。誰よりも自分を見つめることが出来てるからね。自分を知ろうとせずに、他人に依存することで自己を形成しようとする奴なんか弱い人間さ。


 ただ、嫌うだけなら誰にでもできる。嫌いなところを含めて好きになるのが難しいのさ。自分をいちばん嫌いなのは自分で、自分をいちばん好きなのは自分であるべきだよ。


 —満月の朝は君と踊りたい 須藤響子—


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