結婚式会場
1996年(平成8年)10月――。
澄み渡った青い空。
心地よい風。
まるで、私たちを祝福してくれているようだ。
ここは、結婚式の披露宴会場――。
現在 24歳。
小さいころから憧れだった純白のウエディングドレス!
そして私の隣には、純白のタキシードを身に纏い、少し照れ臭そうな表情をしている私の旦那さま!
現在 25歳。
不器用だけど、私のことを一番に考えてくれる彼は、幼馴染みで同級生。
もうすぐ、パパとママになるんだよね。
えへへ……。
思わず、笑みがこぼれてしまう。
『できちゃった婚』だから、婚約期間ってのはなく、慌ただしく『結婚式』の日取りを決めることになった。
今、妊娠3ヶ月に入ったばかり。
お腹があまり大きくならないうちに、早めに結婚式を挙げておこうと話し合って決めた。
周りの反応は、私たちが突然『できちゃった婚』の報告をしたので、最初はものすごく驚いていたりしたんだけど、「おめでとう」って祝福してくれた。
私たちが結婚式まで漕ぎ着けるまでいろんなことがあったけど……。
「今、とっても幸せです」
初めて彼に出会ったのは幼少期。
あの日あった出来事が鮮明に蘇ってきた…――――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます