第5話

 とりあえず学校が終わり、僕は帰宅した。予想できていたことではあるが、なかなかに波乱の一日になってしまった。


 はぁ、なんでこんなにたくさん僕の身に不幸が降りかかるのだろうか。


 もうちょっといい事があってもいいのに…


 ん?そういえば今僕の身体は女の子だろ?ってことはつまり…


 ふと気付いた僕は姿見の前に立つ。そう、自分の身体をどれだけ見ようとも誰かに咎められることはない。


「女の子の身体ってどうなってるんだろ?」


 僕はワイシャツをはだけさせ、姿見に見入る。


 初めて見る女の子のおっぱい。僕は少しづつ興奮してゆく。


「綺麗だ…」


 そこにあったのは、つい声が漏れてしまうくらい綺麗なおっぱい。なかなかのサイズ、そしてハリもある。


 僕はハリのあるおっぱいが大好きだ。僕の好きなおっぱいがそこにはある。


 僕はおっぱいに手をかざす。そして、手を触れる。


 なんとも形容しがたい触り心地に僕は至福に包まれる。


 そして、少し揉んでみる。


 揉むのも気持ちいいし、揉まれるのも気持ちがいい。


 こんなのが女の子みんなについてるなんて…


 そして僕は禁断に手を触れる。ピンクの花園に。


「んんんんん⁉︎」


 男のときには考えられなかったような刺激が体を駆け巡る。女子ってこんなに気持ちがいいものだったのか…


 なぜ女子にはブラが必要なのか分かった気がする。


 それにしても女子の乳首って美しいな。ピンと張った乳頭、綺麗な円を描いた乳輪。これぞ人類の芸術。


 もっと人類の芸術を見てみたい。僕はズボンを脱いだ。そして腋と脚を交互に眺める。


 やはり美しい。僕は街中で袖の短い服の女の人が腕を上げているとついつい腋を見てしまうクセがあった。そう、僕は腋フェチだ。


 美しい女性の腋はあらゆる男性の目を惹く魔力を秘めている。いうなればそう、ブラックホールだ。


 そして、それと同じくらい脚も魔力を秘めている。


 モデルが脚を見せつけるかのように歩いてると僕はたまらなく興奮する。


 スラッと細い脚を見ているだけでも十分興奮するが、さらに黒いストッキングのような脚のラインを際立たせるものを履いていると魅力が2倍3倍と増加する。


 姿見に写っている僕の脚もモデルに引けを取らないくらいスラっとして綺麗だ。この脚が自分のものだと思うとちょっと嬉しい。


 今度ストッキングでも買ってみようかな…


 僕は自分の身体に見惚れてしまい、姿見の前で長い時間を過ごした。


 そして疲れた僕は眠りにつくのだった。

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