名前を呼ばない少年と...

@issiki3

ボーイ・ミート・ガール

僕こと、木造きづくり やしろは、県立都高校に通っている高校1年生だ。

部活は帰宅部、彼女は無し、趣味らしい趣味もない、強いて言うなら本を読むことくらいだ。


しかし、最近は本は趣味じゃねえ!という輩がおるそうなのでそれを加味すると無趣味である。

友達は学校に1人2人と少なくクラスでは基本1人で、クラスの隅で本を読んでいる。

悲しくねえからな。泣いてないよ?ほんとだよ?


ちなみに、ネット小説も読んでいる、最近のネット小説は異世界転生、チート、陰キャがハーレム、ざまぁ、などと筆者の願望が如実に現れていてとても面白い。

作者さん!質問です!何故、目を前髪で隠している陰キャは実はカッコいい、頭いい、スポーツができるなどとなっていて、ヒロインが髪の毛をどかして顔を見るとドキッ!ってなるんですか!目にチャームの魔法でもかかってるんですか!てかそもそもそのスペックだったら陽キャじゃないんですか!


くっそう、俺もあんな感じの可愛いヒロインとイチャイチャしたい!と下らない事を登校中に考えながら正門を抜けて、駐輪場に自転車を置き、玄関に向かおうとした時、謎の影が僕を覆った。ん?日食かな?とかアホな事を考えて上を見ると。

「はああああ!?!」

空から女の子が降ってきた。

意味がわからないよ。

いや、そんなことよりっ!!

落...強....!速....避....!無理!!

否、死...

そこで僕の視界は幕間が下りるように暗転した最後に思ったことは。

「し、白か...」

本当にどうしようもない奴だと反省した。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る