第18話 キララ

 俺たちは、六人部むとべキララを伴いクルーザーから降りた。


 さすがにこれ以上、彼女をさらし者にするのは気が引けた。

 クリスが彼女を逃がさないよう腕を掴んでいた。



「覚えてらっしゃい。こんな真似をして」

 スゴい勢いでキララに睨まれた。



「ああ…… 覚悟は出来てるよ」

 これで六人部むとべキララが事件に無関係だったら大変な事だ。

 刑事のクリスも済むまい。



「けど、あなたがユウキの彼女だった証拠があるンだ❗」



「証拠❓ 知らないッて言ってンでしょ」

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