第33話 イメージというもの

 相互評価について書こうかなぁと思わないでもないんです。

 極論だと思うので、あんまり踏ん切りはつかないというか、思い付きがあれこれと浮かぶので後回しにしてます。

 

 なぜかというと、やはりイメージというものがあるからかなぁと思います。

 想像力というものですかね。これ言ったら不味かろうとか、これだと上手いこといえるんじゃなかろうか、人ってある程度イメージするものなんじゃないかと思います。


 長々と書くより、思いついたちょっとしたことを書くべきじゃなかろうか。


 これが厄介なもので、イメージからそう「すべき」という結論がでるわけです。ただこのすべき根拠って等式からは導かれません。

 つまり、「なになに」だから「うにょうにょ」と繋げてもそれからすべき理由にはならないということです。

 べき……まあ「べし」の意味を考えたら当たり前なんですけど、当然そうであることとか命令とか可能性みたいなことです。「なにかすべきこと」はその人の主観であって公理にはなりえないのです。

 

 まあ言い訳みたいなものですけど、いろいろ布石を打ってるつもりです。


 まあイメージということで、イメージしたいと思います。

 何のイメージかというと「博士の愛した数式」についてです。というかほぼほぼ妄想です。

 オイラーの等式が出てくるのは知ってます。チラホラ目にしました。あと予告編でなんか白髪の爺さんが居たような気がします。

 オイラーの等式は美しいと言われています。まあ数学的にはその評は狂ってますけど、言いたいことは分からんでもないです。ただまあその意味的なことは一般人ほとんど誰も理解してないので、これは魔法の言葉です。

 たぶん数学者の感動的なお話で、魔法の言葉をなんやかんや登場人物に絡めてるんだろうなぁと思うわけです。

 まあそれで敬遠したんですが、理由はその魔法の言葉で突っ込み入れちゃいそうだったからです。そこでしらけそうと思ったんですけど。まあ実際見たら泣くかもしれませんけどね。


 e^iπ+1=0

 

 オイラーさんはこの等式が成り立つよと仰いました。世紀の大発見であって、そういう意味では凄いことです。だからと言って美しいわけではないです。美しいと感じるのは各々の感性や主観なわけです。等式でつながってるものじゃない訳です。

 

 みんなが美しいと言えばそれはそうなるんですが、例外もあるはずなのです。ただ美しいと思う人が多そうだという予想はできるわけです。そうするトリックもあるわけで、まあ引っかかるのに注意とか言うわけじゃないですが、見抜く知性は持ちたいなぁと思います。ただ物事を楽しむには邪魔なことでもあるんですけどね。

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