パーフェクトひよりん


   【人物詳細】

 次元パズルにより繋がった、とある世界における可能性の一人。

 いつかのどこか、親しい者以外には碌に感情を見せない女が行き着いた至極平穏な未来の果て。喜怒哀楽を十全に放出する溌剌とした女性。成人したて。

 何故か自身が最強であることを『識っている』。だから無闇やたらに喧嘩や勝負はしない、勝てることを識っているから。

 人を殺したことも無いはずなのに、やろうと思えば平然と殺せる精神性を宿している。

 不思議な言い回しをし、自分の感情を表す際には、言葉で示そうとする。まるで喜怒哀楽がそれぞれ別個に自身を主張しているかのように。

 本名を名乗らず、訊ねられてもただ『ひよりんだよ』としか応じない。一人称も奇妙なことに『私たち』。



   【目的】

 とある少年に会う為。ひよりんはその少年を『昏れに抗う一筋の光明』、『橙の燈火』、『不惜身命の希望』などと呼ぶが、どういうわけか欠落した記憶の中で名を忘れてしまっている。

 自身に極めて近く、限りなく遠い世界の何処かにいることは掴んでいるのだが、何者かの干渉を受けて探り切れずにいる。

 自力での次元移動を可能とする彼女だが、その干渉を振り切る為のブースターとして次元パズルを狙う。



   【能力】

 基本的になんでも出来る。出来ないことを探す方が難しい。本来いたはずの世界では存在しない力をも扱う。それは屍の神が得手とする能力技術であったり、天使が身に秘めていた性質や性能であったりも含まれる。





「こんにちは!『彼』がどこにいるか、あなたは知ってる?」

「うん?闘うの?止めた方がいいよ、どうせあなたじゃ私たちには勝てないもの」

「ほら、そんなに駄々捏ねないで。『おこ』が騒いでるから、あんまり聞き分けないと死んじゃうよ?」

「やだなぁ、独り占めは駄目だよ私たちの大元オリジン。あの子は『ひより』んの希望モノ、でしょう?」


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