不遇な扱いを受ける魔王の配下が「土属性」の矜持を見せる

魔王軍の配下、四天王の一人「大地のドルマ」は魔王に地味であることを理由に追い出されてしまう。
内心悔しがるものの復讐をすることもできず、新しい仕事について自分の幸せを改めて手に入れようとするのだが……。

ファンタジー漫画などでテンプレートとして使われる四天王の設定を生かして、つまはじきにされた主人公が新天地で再起し、生き方を見つめ直す姿をコメディタッチで描いた短編です。

確かな実力を持ちながら「外見に華がない」ことを理由に仲間から袖にされる主人公の有様には同情してしまいます。
そんな彼が地道に頑張って自分の生き方を見出す姿が人情味とユーモアをこめた物語として綴られています。

読みやすく楽しい短編ですので、ぜひご一読を。

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