ペンギンにしては妙だな……?

主人公が拾ったペンギンは明らかに普通でない。食べたものはシロップをかけたかき氷(大量)やらステーキやら。

怪しみながらも、鮮やかな夏の空気のなかで親しみは育っていきます。うっすらと浮かび上がるペンギンの正体を感じながらも、このまま日常が続いてほしいと思ってしまいました。

ふくらんでいく夏の暮らしがはじけるとき、物語は区切りを迎えます。寂しさはありつつも、爽やかな読後感。おすすめです。

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