「我々がこの世に存在出来るのは、きづちを手にしているからである!」

きづち野郎の生活をえがいた作品です。

戦闘はもちろんのこと、塒ねぐらを造るのも、食料である木の実を採集するのも、きづちを使う。書物を書き記すのも編み物をするのも、きづちの柄えを使う。

おかげで我々一族は、他の魔王軍の魔物から「きづち野郎」とか、「おお、きづち君じゃないか」なんて揶揄されている。

ラストにはあっと驚く結末が!