異世界サムライ~異世界転移のさいに授かったチートがサムライだったので居合いで敵を真っ二つにします~

朝顔

プロローグ

朝、目が覚めるとそこは見たことのない場所だった。


豪華な壁、派手な飾り、まるで城のような場所


「おーい誰か~!」


叫んでも返事はない。


ここがいったいどこなのかが分からない


そこで僕は気づいた。


「なんだこの格好は」


江戸時代の人が着ているような着物、腰にぶら下がる日本刀


そう、いわゆるサムライの格好だった。


サムライの服そうってこんな感じなんだ。


………………感心している場合じゃない、僕はとりあえず目の前にあったドアを開けた。


「お目覚めですか、武瑠殿。」


目の前に現れたのは女神を思わせるような美しい女性だった。


「あなたは…………?」


「私は女神ミリア、貴方を異世界を救うために召喚致しました。」


僕が異世界を救う……?


「今から貴方には日本ではない、別世界、すなわち異世界へと旅立っていただきます。」


どういうことだ、僕が異世界に…………?理解が追い付かない。


「ゆっくりでいいです。まずは落ち着いてもらいましょう。」


10分後


「………………という訳なのです。」


そのあとなんとか落ち着いた僕は女神ミリアに僕を召喚した理由とその世界についての話を聞いた。


「なるほど………」


僕が聞いた話を簡単にまとめるとこうだ、


僕が行く予定の異世界は邪悪な悪の親玉によって支配され始めている。異世界の人口が減りつつある今、一刻も早く人々を助けるために異世界人、日本人の僕にその世界を救ってほしいと。


その際渡される異世界チートがサムライなんだそうだ。


「でも何故サムライ何ですか?」


そこが引っ掛かる、何故異世界への特典がサムライなのか。


もっと魔法や聖剣などでもいいんじゃないか、


「貴方のご先祖は江戸時代に伝説となったサムライなんだそうです、魔法などを与えるよりも先祖代々受け継がれてきた血が貴方を助け、 


貴方は向こうで日本刀を使い戦った方が通用します、現にあなたは剣道の達人でしょう?」


自慢ではないが僕は剣道のインターハイで優勝経験を持つ男だ。


なるほど、僕の祖先が伝説のサムライだったことは初耳だけどつまりはそういうことなのか。

困っているという人がいるのに見過ごすなんて考え方はあいにく僕は持ち合わせていない

行くしかないだろう

「分かりました、そういうことならいかせてもらいます。

「ありがとうございます。では、注意点を二つ。

一つ目は、 向こうで死んでしまってもいきかえることはできないこと、


二つ目は、 世界に平和が戻ったとき、貴方は日本に帰るか世界に残るかを選ぶことができます。」


「分かりました。」


「では、武瑠さん、ご武運を祈ります。」


ミリアがそう言うと僕は光のなかに包まれた…………!


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る