これは悪夢か現実か

冒頭、主人公はやけに冷静である。それだけでも「お?」と引き込まれるのに、更にそこであっさり引き受けてあまつさえ「楽しそう」と言う。なんと物語に引っ張りこんでくる始まりだろうか。
そしてテンション高く悪夢の世界へ……本当にそれでいいの、と読者に思わせるが、そんなものは主人公の一面でしかなく本質ではないだろう。何せ気になる言動がいくつかある。
そして装備はガチャである。主人公が悪知恵を駆使してガチャをする様や、ゲームのように機能を拡張するところが面白い。
本当に読み手をぐいぐい引き込んでくる作品でした。続きも期待しております。