ハードボイルド自炊マスター

十影 蔵人

第一章・白飯

第一話・量る

俺はハードボイルド自炊マスター。


働かざる者食うべからず、いな、食わざるもの働くべからずだ。

先人は言った「腹が減ってはいくさはできぬ」と。


飯を炊くには計量が肝心だ。

米を正確に量るには計量カップでは駄目だ。

正確に量るには重さで量るのが一番だ。

ここで活躍してもらうのが、俺の頼れる相棒タニタ・デジタルクッキングスケールKD-192モデルだ。

これをテーブルの上に置き、電源を入れ、キャリブレーションが終わるのを待つ。

テーブルは水準器で水平を出しておくのは当然のことだ。

キャリブレーションが終われば米を研ぐための器を置き、0表示ボタンを押す。

そして計量カップでおおよその分量をすくい、器に入れる。

もちろん一気に入れては駄目だ。

最後に少しだけ計量カップに残して微調整する。


量り終えたら次のプロセスだ。


to be continued

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