自分がいなくなった後の家族を見つめる、切なく優しい母親の眼差し。

ある母親が、自分のいなくなった後の家族を深い愛情で見つめる、じんわりと暖かな物語です。

突然の事故で命を落としてしまった、とある家族のお母さん。
母を失ったことを嘆き悲しみ、日々の暮らしに苦労する夫と娘。
彼女は、遺された家族をそのすぐ傍で優しく見守ります。

彼らにはもう届かない言葉を、一人呟く彼女。その言葉たちは、妻として、母親としての深い愛情に満ちています。
彼女が、どう家族を見守り、どんな思いを告げていくのか。作者様の紡ぐ暖かで真っ直ぐな言葉に、思わず胸がジワリと熱くなります。

暖かくてきゅうっと切ない、素敵な家族の物語です。

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