第17回 書き出し祭り/2-5『黒死の王は惜別を歌う』タイトル&あらすじ感想

【タイトルとあらすじを見ての印象】

 想像以上に激しいアクション系だった!

 死霊使いの傭兵団長 vs 狂った聖女様、アンデッドvs 狂信者の群れとは。

 アニメとか映画とか、動く画で見たいタイプのお話ですね。

 主人公は元々小国にいたけど、何かがあって帝国に行って、さらにそこから追い出された感じなんでしょうか。

 男性向けの描写とかが入れ込めそうで、読者呼び込めそうですね。

 確実に表紙は主人公の周りをボインだったりかわゆい女子がたくさん侍っているとみた!



【タイトルからの本文妄想】

(これを書いている時点で、まだあらすじは読んでいません)


 タイトルからの印象としては真面目なハイファンタジーって感じがしますね。

 黒死の王が主人公なのか、それとも黒死の王という概念というか全体のストーリーを包括してのタイトルなのか……。

 概念的な方だとちょっと広すぎるので、黒死の王が主人公ということで考えていきたいと思います。

 黒死の王は惜別を歌うですから、別れのお話なのでしょう。

 個人的な好みで、黒死の王は女の子にしたいと思います。

 何の力もないと思われ、落ちこぼれだった主人公が力に目覚めて、けれどその力が強大すぎたが故に見送ることしかできなくなる的な。


 書き出し祭りということで、初っ端から掴むために、なんかこう……荒廃した世界に一人、ボロボロの黒いコートをはためかせる少女。

 高い塔のてっぺんから世界を見下ろし、静かに歌を口ずさむ。

 みたいなところから、その日に食べるものもないくらいの幼少期に。

 能力が自覚的に発動していなくても、生命力が尽きない程度に他者の命を吸い取って生き延びている主人公。

 死ねない人にも死を与えられる。

 死に一歩近付けさせる。

 主人公の能力の伏線を張りつつ、日雇いの労働に勤しむ姿を描く。

 他者とあまり関わらないようにしている主人公に、関わってくる女の子が一人。

 基本的に女児は奴隷にされるため、少年の格好をしてこの地区で生き延びているのは主人公とその子だけ。

 金のために主人公を売った男がいて、攫われそうになるも、その子が刃物を持って抵抗。

 奴隷回収の男は一人だったため、怪我を負わせて追い払うことに成功するも、反撃に遭った子は致命傷を負ってしまう。

 私の分まで生きてと呟く手を握っていると、その子の命が自分の中に取り込まれたことに気付いたところまでで提出分みたいな。


 寿命を延ばすことに躍起になり、世界の終焉を近付けていることに気付かない人類を粛清するために覚醒する主人公が、旅をしながら関わりを持ってしまった人たちの命を喰らいながら傷付きつつ進んでいくみたいな。


 重たそう〜〜書けねぇ〜〜

 さて、あらすじ読んできます。


【タイトル&あらすじからの本文妄想】

 これは普通に、主人公をお世話するかわいこちゃんたちがいて、のびのび暮らす主人公からスタートでしょうか。

 たぶんたくさん濃くて可愛い女子を出して、読者の心を掴む推しを作ることを目標にしたいところです。


「アデルぅ〜、お手紙来たよん」

「手紙ぃ? なんでここに届くんだよ」

「アデルくんの魔力を感知して飛んできたみたいよぉ?」

「ずいぶん手の込んだ……あれ、レティシア……」

「誰だよ、その女!」

「うるさいな、幼馴染だよ!」

「わたしもおさななじみがいいーーー!!!」

 ↑全部違う方向性の女子アンデッド


 これあらすじを見るに、レティシアが聖女に害されそうになってる感じっぽいですよね?

 レティシアの国に行って、さっそく……と思いきや、国内の様子がどうもおかしい。

 街の中央には聖女の像が立ち、国民の大半が聖女を崇めているらしい。

 王族の権威はほとんど地に落ちたも同然で、これはいったい???


 完全に閉じられた王城の門が主人公の前に立ちはだかり、夜にこっそりレティシアの部屋の窓をコンコン。


「アデル……ッ!」


 以前の面影がわずかにあるものの、ひどく痩せ細って涙を流すレティシアの細い肩を抱きしめながら、一体この国に何が起きているのか思いを馳せる……的なところで切り上げるのはどうでしょうかね〜。

 とりあえず書き出し祭り提出分は、とにかく可愛い女子の印象をこれでもかと植え付け、ラストでレティシアの儚さを描写していく方向で。


 あらすじにある通り、死霊使いの傭兵団長 vs 狂った聖女様、アンデッドvs 狂信者の群れの大規模戦闘を描きつつ、国を守って、結果レティシアをアンデッドにできなくなってしまって「国なんて救わなきゃよかったーーーーーー」って叫びで1巻分エンドで!


ご依頼ありがとうございました!

本文を楽しみにしておりますー!

 

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