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目次
海月逢瀬
くらげ ぷかぷか
あなたのそばで ゆらゆら
わたしのそばで ふらふら
どうしてくらげは あちらこちら ゆらぐの
どうしてくらげは あなたばかり さそうの
でもいいの どうせここは
うみでも なんでも ないところ
すべては あたまの なかのこと
わたしと あなたと みえない くらげ
どうしてくらげは すきとおっているの
どうしてくらげは あなたのようにしろいの
ひかりだって とどかないところ
すべては こころの うちのこと
わたしと あなたと きえないくらげ
あなた ゆらゆら
わたし ふらふら
あなた ぷかぷか
わたしのそばで ゆらゆら
わたしはまるで ふらふら
うみも なんにも ないところ
くらげは すきとおってきれい
あなたも しろくってきれい
だから わたし くらげになるの
あなたの そばで ゆらゆら
あなたとともに ゆらゆら
ふらふらなんてしない ほこらしく
わたし ゆらゆら
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