第2話 禊

 翌日。

 夕べはしゃぎすぎたのか、部下たちは少々蒼白い顔をしてパソコンに向かう者が数人いた。

 明日から大事な仕事が待ってるんだから飲み過ぎにはくれぐれも気を付けて、と帰り際に言ったのに。酒の匂いをプンプンさせてクライアントに会うなんて失礼極まりない。

 あの様子だと二次会どころか三次会まで行ったな。後でやんわりじっくりたしなめておかないと。


 そんな私も、夕べはリングピローに納められた結婚指輪を眺めながらいつもより多目にビールを飲んだ。不思議ではあるけれど、思い出すのは光の笑顔ばかりで思わず涙がこぼれた。

 確かに仕事は大事だけれど、光のことは本当に好きだったと思う。いや、光の笑顔ばかり思い出すということは、もしかしたら私が好きだったのは明るく笑っていた頃の光だけなのかも知れない。



 昼休み。

 社員食堂でトレイを持って並んでいると後ろから肩を叩かれた。振り返るとそこには飛び抜けて背の高い男。隣の課の課長で同期の門倉 凌平かどくら りょうへいだ。


「よう、篠宮。昨日はおたくの課でめでたいことがあったらしいな」

「お陰様で」


 門倉は笑みを浮かべながら私の肩をポンポンと叩いた。


「かなり不利だって聞いてたけどな、おまえの部下たちもなかなかやるじゃん」

「そうでしょ。みんな若くて一生懸命だからね。私には想像もつかないようなことを言い出すよ」

「うちは割と保守的な人間が多いからな。教育関係のクライアントには喜ばれるぞ」


 門倉が課長を務める企画一課と私が課長を務める企画二課はオフィスが隣同士で、得意分野は真逆なようだ。教育関係や渋い趣味のイベントには一課が、若者をターゲットにしたイベントには二課が強い。

 一課は平均年齢も少々高めで、課長の門倉より歳上の社員がほぼ半数を占めている。それでも門倉が見事に課長を務めているということは、門倉自身にその力量があるのだろう。

 逆に二課は課長の私より歳上の社員はいない。最年長は私で、その下はひとつ歳下の主任の田村くんだ。

 適材適所というかなんというか、会社は社員の適性をよく見定めていると思う。


「篠宮、今日はちょっと元気ないな。そろそろ禊か?」

「ああ、うん……そうだね」

「仕方ないな、付き合ってやるよ。今日は早く終われそうだし、仕事終わったら連絡して」

「わかった」



 私と門倉は入社して間もない頃、同じ課で仕事をしていた。仕事に慣れてくると面白くて仕方なくて、ガツガツ貪欲に働いていたと思う。今思うと、あれは完全に社畜状態だ。

 自分達の企画したイベントを成功させることに全神経を集中させていた。遅くまで残業することも休日出勤さえも楽しくて仕方がなかった。

 任された仕事が成功するとこの上なく嬉しくて、その達成感をもっと味わいたくてまた更に仕事にのめり込んだ。

 結果的にそれが職場でつらい目にあっていた光との間に溝を作り、離婚の原因になったのだろうけど、そんなことにも気付かないほど、その頃の私は仕事が楽しくて仕方なかった。


 私と光が夫婦生活の破綻を迎える少し前に門倉は結婚した。そしてその数か月後、門倉は支社に転勤になった。

 2年前、再び本社に戻ってきて一課の課長になった門倉は、バツイチになっていた。結婚生活はたったの3年。

 支社で主任に昇進して更に仕事に邁進していた門倉は、突然身内や知り合いのいない場所に転居を余儀なくされた奥さんの寂しさに気付けなかったと言っていた。奥さんはその寂しさに気付かずそばにいてくれない夫より、そばにいて甘やかしてくれる若い男を選んだそうだ。


 私も門倉も似たような境遇だ。

 門倉は、いつかマイホームが欲しいと夢見る妻のためにがむしゃらに仕事を頑張っていた。だけど夢のマイホームを手にする前に、奥さんは寂しさに耐えかねて門倉の元を去った。

 うまくいかないもんだな、と門倉は寂しげに苦笑いを浮かべていた。


 門倉の気持ちは痛いほどわかる。いつか家を建てて子供を産んで、絵に描いたような幸せな家庭を築こうと光と話していた時が私にもあるから。

 大切な人を幸せにしたくて仕事を頑張ってきたはずなのに、門倉は頑張りすぎてたったの3年で最愛の人を失ってしまった。女の私とは少し違うのかも知れないけれど、仕事に没頭するあまり一生添い遂げようと誓い合った人を失ったという点では同じだ。

 だから私と門倉は、ときどきみそぎと称して二人で酒を飲む。あの時こうすれば良かったとか、こんな風に話し合っていれば離婚は回避できたのかもとか、今になって気付いてもどうにもならないことを話しながら、後悔と反省を繰り返す。

 なんて不毛な時間だろう。


 二人で酒を飲みには行くけれど、私と門倉の間に男女の関係は一切ない。仲の良い同期で、新人時代に同じ課で仕事した戦友で、離婚の苦さを味わったバツイチ仲間だ。

 二人して身も蓋もないことを言い合って、今ならきっと少しくらいはうまくやれるのにと言いながらそれぞれの帰路に就く。


 私と門倉の中では、結婚も離婚も若気の至りなんだと思う。相手と少しでも長く一緒にいたいという浅はかな理由で結婚したにも関わらず、結婚しても一緒にいられない孤独を感じさせて離婚に至った。

 一緒にいる時しか信じられないような脆い関係だったから早く結婚したかったのかも知れない。



 2時間ほど残業をして今日の仕事を終えた。時刻は既に7時半をまわっている。

 7時前に門倉から【仕事終わった、喫煙室で待ってる】とメールがあった。

 急いで帰り支度を済ませて喫煙室に向かうと、門倉は一人でコーヒーを飲みながらタバコを吸っていた。


「お待たせ」

「おー、お疲れ。篠宮も一服する?」

「いや、店に行ってからでいい」


 門倉は冷めきったコーヒーを飲み干して立ち上がり、ゴミ箱にカップを捨てた。短くなったタバコを灰皿に投げ入れると、水の中でジュッと音をたてて火が消えた。

 この音を聞くといつもなんとなく寂しい気持ちになる。線香花火が燃え尽きたみたいな、そんな感じ。

 大学を卒業する前の年の夏の終わりに、光と二人で花火をしたことを思い出した。


 夏休みに友人たちとキャンプに行った時の手持ち花火がほんの少しだけ残っていたから、夏が終わる前にやってしまおうと二人で近くの河川敷に行った。

 線香花火の火花をじっと見つめながら光は言った。


『俺、この先ずっと何年経っても瑞希と一緒にいたいよ』


 線香花火の火の玉がポトリと落ちると、光は顔を上げて私の目を見つめ、『瑞希は?』と尋ねた。私はなんの迷いもなく『私も光とずっと一緒にいたい』と答えた。

 思えばあれが初めて結婚を意識した瞬間だと思う。


 あの頃は大学卒業後に別々の会社に就職してそれまでと環境が大きく変わることが二人とも不安だった。好きだから離れたくない、ずっと一緒にいたいと思った。卒業が近付くにつれその気持ちがどんどん大きく膨らんで、二人で出した結論が『結婚』だった。


 あの頃はまだ若かったから、結婚すればずっと一緒にいられるものだと思っていた。私たちは結婚はゴールではなくスタートなのだということに気付いていなかった。


 大学を卒業すると同時に、私たちは結婚に甘い夢を抱いて、現実も見えないままで結婚した。親から援助を受けてささやかな結婚式を挙げ、新居を借りて家財道具を揃えた。

 経済的なことはすべて親に頼ってまで結婚しようなんて、今思えばなんて甘えた考えだったんだろう。結婚に対して甘い理想しか持ち合わせていなかった私たちは、現実の厳しさに何度も打ちのめされた。

 二人ともまだまだ世間を知らない子供だった。




 いつもの居酒屋に入って生ビールと適当な料理を注文した。

 私がタバコに火をつけると、門倉は灰皿をテーブルの真ん中に置いてスーツの内ポケットからタバコとライターを取り出した。そのオイルライターはかなり年季が入っている。別れた奥さんから初めてプレゼントされたものらしい。

 別れても大切に使っているということは相当気に入っているのか、それとも今もまだ彼女を想っているのか。

 私の結婚指輪と同じかな。

 そういえば門倉は結婚指輪をどうしただろう?前に聞いた時には『まだ持ってる』と言っていたけれど、あれからもうずいぶん経つ。


 門倉はオイルライターでタバコに火をつけ、店員からビールを受け取った。


「とりあえず飲むか」

「そうだね」


 私と門倉はいつも二人で飲む時に乾杯はしない。これは私たちにとって『禊』だからだ。酒でひたすら過去の罪と過ちを洗い流す。


「門倉、結婚指輪まだ持ってる?」

「なんだ、急にどうした?」

「んー……昨日、二課のみんなで飲みに行ったんだけどね。早川さん来年結婚するんだって」


 早川さんは結婚後も仕事を続けるつもりだけれど、婚約者は出来れば家庭に入って欲しいと思っていることを話した。


「後になってもめる原因になりかねないから、お互いに納得するまで話し合った方がいいって言った」

「俺もその方がいいと思うぞ」


 運ばれてきた料理を少しずつ取り皿に乗せて手渡すと、門倉は黙ってそれを受け取った。

 門倉はトマトが嫌いだから、最初から門倉の取り皿にトマトは乗せない。別れた奥さんが無類のトマト好きだったらしく、いろんな種類のトマトをあちこちで探して買ってきて毎食欠かさず大量のトマトを食べさせられて食傷したそうだ。


「で、その話のどこに俺の結婚指輪が関係あるわけ?」

「なんかいろいろ思い出してね。久しぶりに結婚指輪出して眺めてたら結婚前のことまで思い出しちゃって」


 門倉はタコのマリネを口に運びながら苦笑いを浮かべた。


「そんで泣いてたのか?」

「うん……まぁ、そうだね。あの時ちゃんと話聞いてあげれば良かったなとか、今更後悔してもしょうがないことばっかりで。思い出したくないことまで思い出すし……」

「あー……『決定的瞬間』か」

「……そう」


 あの日私が見た思い出したくもない光景を、門倉は『決定的瞬間』と呼ぶ。結果的にあれが離婚を決めた直接的な原因になったのだから、確かに『決定的瞬間』だ。


「でも真っ最中じゃなかっただけ篠宮はまだマシだろ?俺なんか現場に鉢合わせたんだから」

「似たようなもんだけどね。この目で見なかったっていうだけで、声は聞いたし使用済みのブツも見た。二人の姿を見てない分だけ生々しかった」


 あの日私は朝から体調が悪く、無理して出社したものの午後2時辺りから意識が朦朧とし始め、仕方なく早退した。

 タクシーでなんとか自宅に戻ると浴室からシャワーの音が聞こえた。光がシャワーを浴びているんだと思いながらフラつく足取りで寝室に向かった。

 とにかく早く横になろうと寝室に入った瞬間、目に飛び込んできた光景に愕然とした。

 脱ぎ捨てられた光の服と下着、見覚えのない派手なワンピース、そして女物の下着。乱れたベッドのシーツの上には封の開いた避妊具の個包装袋が落ちていて、ベッドサイドのゴミ箱にはティッシュと使用済みの避妊具が剥き出しで捨てられていた。

 ぼんやりした頭でそれを眺めていると、光と知らない女の笑い声が浴室から聞こえた。ゆっくりと浴室に近付くとシャワーの音が止み、その声はやがて恍惚に喘ぐ男女の声に変わった。

 直接見ていなくても浴室の中で何が行われているかなんてわかりきっているし見たくもないから、あえてその現場に踏み込もうとは思わなかった。


 その後のことはよく覚えていない。

 高熱のせいで気を失ってしまったらしく、目が覚めるとソファーの上に横たわっていた。テーブルにはペットボトル入りのミネラルウォーターと解熱剤。額に異物感を覚えて手をやると冷却シートが貼り付いていて、気を失う直前に朦朧としながら薬箱を漁ったことをうっすらと思い出した。

 どうやら私は自力で額に冷却シートを貼り、バッグの中に入っていたミネラルウォーターで解熱剤を飲んだようだ。光が看病してくれたわけではなかったことに落胆した。

 部屋の中を見渡しても光の姿はどこにもなく、名前を呼んでも返事はなかった。

 高熱で倒れた私をほったらかしにして、別の女とどこかへ行ってしまったんだと思うと悔しくて情けなくて涙がこぼれた。そして私たちの夫婦関係がもう完全に終わっていることをハッキリと悟った。

 もう5年も前のことだ。


 私の話に触発されて門倉も『決定的瞬間』を思い出したのか、苦虫を噛み潰したような顔をしてビールを飲んでいる。

 予定より早く仕事が終わり出張先から直接自宅に戻ると、妻と見知らぬ男がリビングのソファーで抱き合って情事に及んでいる場面に出くわし、門倉は妻から男を引き剥がして殴りかかったそうだ。


「門倉は現場に鉢合わせて修羅場になったんでしょ?」

「ああ……でもあいつが男を庇ったんだ。男を思いきり殴るつもりが自分の嫁の顔を殴って怪我させた。口元が切れて血が出て頬が腫れて最悪だったな」


 光にしろ門倉の元嫁にしろ、どうして自宅に浮気相手を招いて事に及ぶのか。その辺の神経がわからない。どうせなら別の場所でバレないようにやればいいものを。

 私も門倉もいつも仕事で帰りが遅いのが当たり前だったから油断していたのか、きっとそれ以前から浮気相手を家に連れ込んでいたんだろう。


 光が別の女とそこで抱き合っていたことも知らず、浴室でシャワーを浴びてそのベッドで毎日眠っていたのかと思うと吐き気がした。

 もしかしたらソファーでも……と思うと寒気がして、離婚してあの部屋を引き払うまでは仕事用に使っていた狭い部屋の床に転がって眠った。


「私たちは浮気もしてないし必死で働いてただけなのに………なんか惨めだよね」

「そうだな……。マイホームが欲しいってあいつが言うから俺は必死で仕事してたのに、私と仕事どっちが大事なの?って。あいつが大事だから夢を叶えてやりたかっただけなのにさ。俺が仕事してる間に男連れ込んで、しまいには寂しくて耐えられないって出て行くんだもんな」

「私なんて高熱で倒れてるのに放置されたんだよ。普通、そんな状態の妻を放置して女とどっか行く?」

「いや、それは人として有り得ねぇだろう」


 門倉は呆れ顔でタバコに火をつけた。私も同じようにタバコを口にくわえると、門倉がライターを近付けて火をつけてくれた。


「篠宮、昔はタバコ吸わなかったよな?」

「そうだね。離婚してから吸うようになった」


 灰を灰皿の上に落としながら門倉はネクタイを少しゆるめた。


「離婚ストレスのせいか?」

「それもあるかもだけど、光がタバコ吸う女は嫌いだったから。髪の長い女が好きだったから短くしたし。仕事し過ぎて嫌われたんだから、どうせなら光の好みと真逆になろうと思って」

「あー……確かに昔は髪長かったな」


 腰より少し上の辺りまで伸ばしていた髪を肩につかないほどバッサリ切ったのは、離婚届を出した翌日だった。私から切り離され床を埋め尽くした長い髪をぼんやりと眺めながら、泣かないように唇を噛んで堪えた。

 あの日以来、私はショートヘアを貫いている。


「見た目は変わったんだけど……離婚して時間が経って落ち着いて来ると、いろいろ後悔することが増えたんだよね」

「俺も似たようなもんだ。中身が簡単に変わるわけじゃないからな」


 門倉は店員を呼び止めて生ビールのおかわりを二つ注文した。


「篠宮、離婚してどれくらいになる?」

「来月の末で5年」

「結婚期間も5年だったな」

「そう。婚姻届を出した日のちょうど5年後に離婚届を出した。そうすれば覚えてるのは1日だけで済むかなって」


 結婚指輪を外して一人で役所に離婚届を出した日のことは、この先もきっと忘れないと思う。

 店員から受け取ったおかわりのビールを少し飲んでから、門倉は顔を上げて私の方を見た。


「そろそろいいんじゃないか?」

「……何が?」

「禊だよ。離婚してからちょうど5年だろ。結婚期間と同じ5年だ。この辺でそろそろ自分を解放してやれば?」


 灰皿の上で短くなっていくタバコを見つめながら、門倉の言った言葉を頭の中で反芻した。自分を解放してやれと言われても、そんなに簡単なことじゃない。


「篠宮はもうじゅうぶん後悔も反省もしただろう。いつまでも過去を振り返ってたって前には進めない。悔やんでるなら同じ失敗を繰り返さないようにすればいい」

「……門倉は?」

「俺も3か月前に離婚してちょうど3年経った。結婚期間は3年だったから、禊はこの辺で終わりにしようと思ってる」


 いつも私の禊に付き合ってくれていただけで、そんなこと考えてたんだ。

 門倉は前を向いて進もうとしている。なんだか取り残された気分。


「貴重な仲間だと思ってたんだけどな」

「仲間だろ?同期で役職も同じ課長だし。ついでにバツイチだし?」

「禊仲間じゃなくなる」

「篠宮の禊が済むまでは付き合ってやる。その後は普通に飯食って酒飲んで話せばいいじゃん」


 門倉はいとも簡単にそう言うけど、私にもそれができるだろうか?今だってちょっとしたことで光のことを思い出して、後悔したり泣いたりしてしまうのに。


「結婚期間と同じ5年が過ぎたから終わりって……そんなに簡単じゃないと思う」

「俺な……離婚してちょうど3年経った日に指輪処分したんだ。ゴミに出すのもなんだから、他の不用品と一緒にリサイクルショップに持ってった」

「そうなんだ……」


 門倉はタバコに火をつけた。オイルライターの蓋を閉める金属音がカチャンと響く。


「そのライターは処分しないの?」


 私がオイルライターを指差すと、門倉はライターを手のひらに乗せてタバコの煙を吐き出した。


「あー……これも処分するつもりだったんだけどな。戒めとして手元に残しておくことにした」

「戒め……?」

「もしまた将来を考えるような人が現れても同じ失敗を繰り返さないようにって」


 また結婚を考える人が現れる時のことを考えているなんて。門倉は私が思っていたよりずっと吹っ切れているようだ。




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