苦しみ2

少年は、家族にいじめの事については漏らしていた。

少年は、教員にはいじめの事を黙っていた。

少年はプライドを持っていたのかもしれないし、報復を恐れたのかもしれない。

少年が報復を恐れたとみる人が大半であろう。



学校とは治外法権の場である。

他人に暴力・暴言・窃盗・器物損壊

これら教師の注意で済んでしまう。

  子供のすることだからと

そもそも、教師が校内を監視するには人手が足りず、教師の仕事で忙殺されるため不可能である。

教師に告げても、校外又は見えぬ所で仕返しをされる。

加害者は公正に裁きを受けることは滅多にない。

それこそ、やりすぎず 

外見から見て判別できず、被害者が告げなければ発覚しない。

告げても軽いお咎めだけで、後から仕返しをされる。


やってはいけない事の判断が出来ないわけがないのに

裁かれても少年法で名は伏せられる。


もしかすると少年はそれが嫌だったのかもしれない。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る