登場人物ならびに読者のいっさいが試される、日常の中での一つの体験

ごくごくありふれた家族との掛け合いから始まり、突発的に始まる“事件”への解決を描くさまは、先述したような家族間での一つの会議であるだけでなく、
「ミココロ」という意味深長なキーワードによって、禅話のような情緒もある物語である。

真相は、そして本当の結末はどうなったのか。
様々な思いに駆られつつも、読者と主人公たちに「ミココロ」という言葉が残り続ける。

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