島津大河誘致のために奔走する人たちの物語

自分が今まで島津家にたいして持っていた印象は以下のようなものでした。

・少ない人数で敵陣を突破して帰還する人たち
・エルフ相手にも日ノ本言葉を強要する妖怪首置いてけ
・誤チェストした後、「名前を聞いたらどうか」という意見に「名案にごつ」という人たち
・殴られて尻餅ついただけで恥ずかしくて切腹する人たち
・機動戦士ホンダム相手に大剣を担いで戦う人

・・・などなどだいぶ漫画ゲームなどに影響されていますが、おおむねとしてのイメージは戦い大好きなバーサーカーといった印象でした

ですがこの小説を読み、下々の人々に対しても気配りがあったり、朝鮮戦争につれていって亡くしてしまった5匹の猫のために神社を作ったりなどの、バーサーカーだけじゃない一面を見て、こういった人々だから大河をつくってほしいんだなと、登場人物たちの熱意に深く共感できるようになりました。

島津家のエピソードや、地元での活動など、島津大河誘致にむけた取り組みが真摯に描かれた小説です。
この小説を読めば、あなたもきっと「島津義弘主役の大河が見たい!」と思うようになります。自分はもうなりました。

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