白鳥の歌[冬]

 羽搏きの音

 切り裂く銃声

 静寂しじま

 白鳥の合唱


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 白鳥の歌という言葉は「詩人の最後の詩歌」と意味だそうです。(詳しくはご自分でお調べ下さい)こう書くとめちゃくちゃ「一詩人の最後の歌」を思い出しますね。(共感してくれる人は何人いるのか…)(表記ミスの可能性)


 割と素直に読むと「白鳥の群れに銃弾が撃ち込まれて一瞬静まり返った。死にかけの鳥達が数羽、最後の歌を合唱している」となります。

 穿った見方をすれば「何かの集団に誰かが銃弾を撃つ。暫く彼らは静かにしていたが仲間の最後の言葉(詩歌)をもって抗議する」と読めなくも無い…と思いたい。所で日本では辞世の句(歌)を認める文化があったので白鳥の歌が「最後の作品」を示すのは理解しやすいですね。

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