弱者の呻き

世の中は弱肉強食。

弱きものは死をもってしか強き者に報復できない。

それでも都合の悪い事は、大人が隠そうとするから、

下手すれば一矢報いることすら不可能。

こんな世の中のどこがすばらしいっていうんだ。


高らかに歌い上げ謳歌する者たちは幸せ者なのだ。

多くの屍の上に立っていることすらも知らぬ愚か者でもあり。


心の綺麗さなんて誰が測るの。

目の前でニコニコ笑っているその人の腹が漆黒よりも黒いかもしれないのに。

誰もが心に青い鳥を飼っているなんて思うな。


少なくとも私が一歩この家をでたら、

周りは大蛇や猛獣を飼ってるよ。

私の青い鳥もとっくに死に、黒に染まったカラスになった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る