ふざけんじゃあない、私はまともだ!

いわのふ

第1話 私がバクハツしそうな理由からはじめる

 私の病歴を人が聞けば、唖然あぜんとされてしまう。


 私がなんでまた、こんな目に合わなければならないのか分からないが、もう、入院すること数えきれず、にもかかわらず金は稼がなければ生きていけない。救急にも大変お世話になりました。尊敬します、救急隊員の方々。会社で卒倒することすでに三度、申し訳ございません、上司の皆様。出血まきちらしたり、まぁそういうこともあったが、自分はきわめて真面目にやってるのだ。


 無理して働いて、できないこともできますと言い、できることはモチロンやりますという。そんなに長生きもしないとは思うが、なぜか貯蓄はする。貯蓄すると、その行先であるカネは銀行だよ。で、銀行は国債を買う。そんでもって、利子なんぞもらってやがるのである。


 利子は国民が払う。だから、増税だよ。ケシカランわけである。この国の借金とやらは、どうやら国内銀行の国債と巨大企業が「つぶれちゃ困る」から貯めてるキャッシュである。


 また、話は変わる。神経がどうかしてるわけだから、コロコロ話が変わって申し訳ない。じゃあ、書くよ。だいたいだよ、一般企業においてお偉いさんが「君にできないことはない」なんぞ言いながら自分はなんにもしてない、ってのも腹立たしい。私にできるなら、お前だってキチンと頑張ってやってくれ。自分だけカネ儲けようという根性が実にケガラワシイ。


 私に言わせればそういう手は「ダニ」「ノミ」、その手の害虫であるが、どういうわけか威張っている。どっかの居酒屋の主なんぞもってのほかである。人が365日24時間、働いたらどうなるかわかってるだろうが。いや、もしかしたら分かってないかもしれない、そういうとこが空恐ろしい。


 それで、私はといえば「生きることは何という大事業であろう」とつぶやきながら終いには倒れてしまう。倒れるまでやるか、とか、できないと言えば、とかそういう声もあるが、ずいぶんと優しい人のように見えるみたい。


 なので、引き受けてしまうし、理不尽りふじんに怒られたりもするがこちらは怒らない。頑張るという言葉、もうやめにしませんか。


 まぁ、このあたりから話を始めるよ。次からはちょいとバクハツしがちかもしれないが許してくれ。

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