お待たせいたしました。
読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
早速ですが感想を。

これだけ更新して読者が付かず、コメントも無く、しかも読まれる事も無い作品は、これまでほとんど見た事がありません。
そこで理由を考えてみました。

まず、文章に問題は殆ど見られず書式も至って普通なのと、読み難さも無いのでその点では充分クリアしていると思います。

ですが、読んでいてまず、情景描写にかなり難があると感じます。
一人称で視点を変えている訳でもないのに、主人公が行方不明になると言うか、どこに居るのかさっぱり分からなくなる点です。
一例として意識を取り戻し知らない天井、とまでは出て来ても他に情報が皆無なので、彼はどこに居るのか、さっぱり背景が浮かんでこないとなるのでしょう。
その後ベッド（ベットと書かれていますが、スペルはBedなので“ベッド”になります）に居る事だけは分かりましたが、部屋の描写も無く、とにかく分からないのは問題あるかもしれません。
例えるならば、ブルーバックで演技する状態と言えば良いかと。

第一部ではPVを見る訳ですが、説明不足で何が何だか分からないのも問題でしょう。
題材は面白いと思うのですが、映像の説明はあれど、その意味するところが理解出来ないと、読んでいる側はストレスになるだけなので、結果読者が付かない、読むのを諦める事に繋がります。
一般的には神様など出て来て説明してくれる訳ですが、それが一切無く、主人公が勝手に納得している状態で、読者に理解させるに至っていないのだと思われます。

また、タイトルの次回予告みて進める？云々は、少し考えれば分かりますが、パッと見た時に理解が及ばず興味を抱き難いのもありそうです。
キャッチコピーも分かり難く興味を抱かせるには至らないでしょう。

タグには伏線はばらまくもの、とありますが、読み手が気付けない伏線は意味を成さないので、もう少し文章を整理して分かるような表現を考えると良いと思います。

題材、テーマは悪くないですし、他とは違う目新しさもあるので、書き方を工夫する事で読まれる作品に至る可能性はあるでしょう。
逆に目新しいからこそ、しっかり文章を構築しないと、意味不明になり易いのです。

以上、苦言ばかりになりましたが、分かり易い表現で題材を活かす事を期待いたします。