最後の言葉


貴方が好きです。一目惚れだったの。会った時から。だから私はあなたに、話しかけてしまった。それが自分の首を締め付けてしまうことになってしまった。そうそうコスプレさせたよね。あれはもう異性だと思いたくなかったからやらせたんだ。でも、ますます好きになってしまった。ごめんね三。でもこれが本心だから。あ、ここまで聞いてくれたならありがとう。そしてまた会えるのなら会いましょうね。私の最愛の人。これは、最初で最後の愛しています。

それを聞いて涙が出た。どうしようもなく。それは慕ってゆき墓に落ちてゆく。

「ありかとうございます。」か細いこえをこした。

「おい、三重根号。」

「いやちがうな、三だ。てか懐かしいな。」 

そんなこんなで通学時間。今日もよく分からないやつといる。

「ん、なんかいい事あった。いい顔している。」

「あと数年経ったら話してやるよ。」

「うん楽しみにしてるね。本当いい顔するようになったよ。」

彼女は幸運か不運か言っていたがあれは間違い無く幸運だ。あれがあったから今の私がいる。過去時計は不要となり心の整理がついた。それら全てを美しい思い出とする。

「だからさあ行くか。」

「そうそう行こ行こ。」

だからだから私たちは歩いていく笑顔でこの道を。

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