クラスメイトの異世界召喚に強制的に巻き込まれたんだが.....え?これで人生終わるの?

ちいろ

第1編 異世界へと旅立つ準備。。。?

第1話 "地球"での生活

高校生。皆様はどんなイメージを持っているのだろうか・・・

甘い思い出?苦い思い出?まだ体感したことがない?

ちなみに自分は苦い思い出となるのだろうか・・・

ーーーーーーー

「ふわぁあ」

眠い目をこすりながら顔を上げる。

そして寝ぼけまなこで周囲を見る。

目の前には弁当箱が一つ。辺りには誰もいなく、しんとしている。そこで自分は机の上で伏せて寝ていたと思い出した。


まず状況を整理しよう。まず自分の名前は?

ー 神里伸也(かみさと しんや)


年齢は?

ー 高校2年生の17歳

今何してた?


ー いつも使う空き教室で一人で飯を食べ、昼寝をしていた。


「あぶねあぶね、覚えてたわ。よかった」


そんな独り言を話ながら弁当を片付ける。

この状況を見れば十人中十人が自分のことを"ぼっち"というだろう。

伸也自身も、そんなことはわかっていたし一人でいる方が気楽で、楽しいと思っていた。

眠気の余り、もう一眠りしようかと思い、机のものを床に置こうとして視界に教科書が入る。


「あっやっべー次の時間小テストあるじゃん.....」


とそんなことを思いつつ教科書を開こうとすると.....


【キーンコーンカーンコーン.....】

昼休みの終わりを知らせるベルが鳴り響く。結局小テストの勉強をする間もなく、教室へと重い足を引きずるのだった。




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