第1話:緩く小説を書くにあたっての心構え

 タチマチPです。

 毎週60分×2回で10万文字作品を完成させる!


 今回は、緩く小説を書くにあたって必要な心構えについて説明していこうかなと思っています。

 35日の短期集中型の方法とは大きく異なる執筆スケジュールとなりまして、コレを守らなければ小説を完成させるという大きな目標は達成できないです。


 では、どのような心構えを持てばよいか

 下記にまとめましたので、御覧ください。


----------------------------------------------------------------------

 ★★緩く小説を書くにあたっての心構え★★

----------------------------------------------------------------------

(1)その作品は長期間掛けて作るにふさわしい作品かどうか


 時間を掛け、ゆっくりと小説を執筆するということは、長期的に1つの作品と付き合っていくということになります。

 長期的に1つの作品と付き合うと、人はどういう現象を起こすと思いますか?


 それは”飽き”です。

 人間は"飽き"というものを起こします


 短期集中で作ってしまう場合は、とにかく作品を作り上げることを目標としているので、途中で作品が微妙であったとしても作りきってしまおうというスタンスで進められると思います。


 ですが、長期的に作品と向き合っていくことになると

  ・この作品ってアイデア面白くないなぁ…

  ・世界観とか不明瞭だなぁ…

  ・登場人物とか変えたほうが良いのかな…

  ・途中で飽きちゃったから書くのよそうかな…

 

 という"断念"のリスクが付きまとうことになります。

 最初にアイデアを出した頃にはオモシロイと思っていても、時間が経つにつれて熱が冷めて執筆欲が冷めてしまう…

 なんていうのは、非常に駄目な結末と言えるでしょう。


 アイデア出す→ゆっくり書こう→飽きた(断念)→アイデア出し

 →以下ループ…


 となっている人、実は多いんじゃないですか?


 その原因は明確で

  『長期間掛けて作るにふさわしい作品に至っていない』


 というのが原因ですね。

 作品として価値が無いから執筆するのを止めようと考えてしまうのです。


 じゃあ、どうすれば"長期間掛けて作るにふさわしい"作品になるのか。

 答えは簡単。


 『キチンと企画し、作品のアイデアを詰めること』です


【具体的には…】

  ☆明確な世界観を構築すること

  ☆明確な物語のチャートを構築すること

  ☆その物語は自分から見て"相当面白い作品"であること


 作品の世界観が明確で、かつ書くことも決まっている。

 そして絶対に面白いから完成させたいという企画内容。


 それを一番最初にきちんと練ることができれば、長期間の執筆だったとしても、高確率で継続させることが出来ます。


 実際、私が毎週60分×2回で執筆した作品『超循環のリヌリラ』は、世界観から登場キャラ、ゲーム化を前提としたバトルの仕組み、物語のゴールまで"完全に明確"であり"絶対に面白い"という地点まで構築されています。


 確実に面白く、小説に範疇に収められないからこそ、自身でアクションゲーム化という考えにまで至っています。

 それくらい入念に作品のアイデアは練られています。


 今の時代にPS4やswitchでゲームを作るとき、2〜4年掛けて作るというのが当たり前の時代になっています。

 そういう作品を飽きずに完成させられるのは、その作品は絶対に面白いからというチーム内の強い自信があるからこそ長期開発でも続けられるのです。


 いまコレを見ている貴方も、"企画"の仕方をきちんと覚えられれば、長期的に執筆する価値のある作品を作ることができます。


 企画方法については次話以降で説明するとして…

 ひとまず注意点1つ目は、

 『その作品は長期間掛けて作るにふさわしい作品かどうか』です。

 覚えておいてくださいね。


 次に、2つ目の心構えです。

----------------------------------------------------------------------

(2)ゴールは明確にすること

----------------------------------------------------------------------

 これは精神論的な話になってしまいますが、長期的に小説を執筆することになるので、ダレることは必須。

 私的にはダレることも前提とした緩い小説執筆方法を説明するので、別にサボりをしてしまうこと自体は悪ではありませんが、


『小説を完成させる強い意志がない』

 というのは、どんな都合があろうと悪だと思っています。


 前述している通り、緩く作る前提は、1日の中の自由時間が少ない学生や大人の人が執筆できるようにというものであって、忙しいから完成させなくてもいいよね!っていうわけではありません。

 100の作業を一気に出来ないから、2づつを50回掛けてでも達成しようぜっていう長期的コツコツスケジュールとなります。

 

 貴方が小説を完成させたい目的はなんですか?

 その目的は各々だと思いますが、まずはそれが何か、自身で問うてみても良いかもしれないです。


 ……

 …

----------------------------------------------------------------------

 さて、今回は小説を長期執筆するにあたって必要な心構えについて書いてみました。

 長期となるので常に強いモチベーションを維持する必要はありませんが、ゴールする強い目標だけは心の隅に残しておかなくてはいけません。

 次話以降で、どのように物語を企画すれば内容を詰めることができ、長期的に作品を執筆できるか説明しようと思います。


 それでは、今回はここまでとします。


 タチマチP


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る