カクヨムロイヤルティプログラムはラーメン代稼ぎになるか

 あっちこっちで話題になっていますね、カクヨムロイヤルティプログラム。

 私も少し、ここで考えを述べておきましょう。


 結論から言うと、今までと大して変わらないと思います。


 だって、小説読んでる人に広告を見せるだけでしょう。

 YouTuberが広告収入を得るのと同じです。


 …それで、いったいいくらの人がYouTuberで生計を立ててますか?

 全く読まれない小説は、今まで通り読まれないだけです。何も変わりません。


 小説の出版で印税を得る。その前段階として、ネット小説から少し広告収入を得られるようにする。たったそれだけです。

 作家志望の人間が文章書きで食べてくために、魔法のような解決策はありません。そういうのを喧伝する人がいたら、まず警戒します。うまい話にゃ裏がある。

 私は周囲に流されず、いつも通りにやるだけです。


 そうですね。私がカクヨムロイヤルティプログラムで広告収入を得たら何に使うかここで宣言しておきます。

 何らかの方法で、読者の皆様に還元します。このお金は、これを読んでるあなたのおかげで入ってきたものですから。

 たとえば、小説に挿絵をつけます。SKIMAとかココナラとかSkebを使って、商業PBWでお世話になってるイラストレーター様にキャラ絵を発注します。

 あ、カクヨム本体にイラストはアップできないので。私のツイッターアカウントにでも載せときましょうか。


 あと、商業PBWみたいに。

 SKIMAとかで募集を出して、拙作「勇者になりきれ!」の世界観を使った外伝小説のリクエストも受けようかと思います。私が書きたいと思ったものだけ。

 例をあげると、こんな感じです。


1)小説中のキャラクター、○○さんの日常風景が読みたい。

2)自分の考えたオリジナルのキャラが、氷都市で日常生活やお祭りを楽しんだり。冒険者としてダンジョン探索に挑む姿をショート小説化してほしい。

3)その他、私が面白そう、書きたいと思った提案


 なお、これらの外伝小説で面白いと思った設定やエピソードは。原作者の私が何らかの形で本編に「逆輸入」する可能性があります。

 その際、どういう風にアレンジされるかは指定できません。私が過去にPBWで直接演じていたキャラを除き、よその子をモデルにする場合は。原則名前や特徴をアレンジして使い、親御さん(プレイヤー様)にもなるべく断りを入れています。


 自分のアイデアが採用されるかどうかも、確約できません。

 そこは、あらかじめおことわりしておきます。トラブル回避のために、私が楽しく書き続けられるために。M Pミリタリー・パレード社の教訓を活かします。


 それをリプレイ小説のような形でカクヨム上に載せてけば、またPVが伸びて広告収入が得られるかもしれません。

 もちろん手間も時間もかかりますし、効果のほども保証できません。


 カクヨムの利用規約としては、運営様におうかがいを立てて、許可を得られれば。その許可の範囲内で営利活動ができる。そう書いてあったはずです。

 利用規約の13条です。


 あなたも何か思いついたら、運営様に聞いてみてはどうでしょう。これやってもいいですか?と。もしかすると、それをヒントに何か考えてくれるかもしれません。

 当然、却下の可能性も、提案が活かされない可能性もありますが。


 先日、ラーメンプロフィッタブルなる言葉を知りました。

 意訳すると「ラーメン代稼ぎ」です。即席ラーメン=最も安価な食べ物の意味で、ベンチャー企業がギリギリ黒字の利益を出せる状態になること、らしいです。


 興味をお持ちの方は「ポール・グレアム ラーメン代稼ぎ」で検索してみてください。


 現状、ほぼ全ての商業PBWの運営各社も。

 あなたの考えたオリジナルキャラがイラストになる、でラーメン代稼ぎに躍起になってます。新たに声優事務所と組んで、あなたのキャラにボイスがつきます、を売りにし始めたところも何社かあります。


 でも、本業のPBW部分に我慢ならない理不尽が残ったままです。そこはリメイク版の第3話「悩めるおっさんは変わりたい」でも描いています。


 現代日本の「大いなる冬フィンブルヴィンテル」を生きる、同志諸君よ。

 ここではない、輝かしい未来を目指して。共に人生の迷宮メイズオブライフに挑みましょう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る