「ガラケー」という呼称に悪意を感じる
ご存知の通り、
一昔前まで「ケータイ」という略称で親しまれていた携帯電話が、スマートフォンが普及し始めるのと同時期に「ガラケー」と呼ばれるようになりました。
なぜわざわざ呼び方を変える必要があったのか?
スマートフォンを売るために携帯電話のイメージを古くする必要があったわけですね。
そんなものいつまでも持ってたら時代に取り残されるよ、とね。
まあ、この程度の商業戦略はめずらしくもありませんが、それにしても「ガラケー」という言い方が気に入らない。
まず、「ガラケー」という響きが嫌いです。
なんかバカにしているような感じがしません?
最初に聞いた時は「ガラクタケータイ」の略かと思いましたよ。
それから、ガラパゴス諸島をバカにしてません?
「独自の進化を遂げた島」を
「取り残された島」だと思ってません?
売れなくなった商品に付けるわけですから、良い意味でないことは確かですよね。
そう、この呼び方は、心のどこかで少なからず見下している。
古いものを。主流でないものを。
「ケータイ、ケータイ」と言って親しんでいたものを、新しい商品が出た途端「ガラケー」と言って見下す。
実に品のないことだと思うのは、私だけでしょうか?
もっとも、私は「ケータイ」という略称も気に入らないんですけどね。
だって、「携帯」って言ったら、財布だってハンカチだって携帯するものじゃないですか。
だから日本語として、ね。
ちょっと変かなと。
そんなわけで、
私は今も昔も略さず「携帯電話」と言っています。
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