豊かに幸せに生きる道

@fushigi

第1話 車が空から降ってきた

宇宙の真理の実験をやってみようと思ったのは、人生を新しく生きようと思ったことと、1年半前に車が降ってきたことを思いだしたからだ。


1年半前、私は仕事の関係で車がどうしても必要だった。でも買うお金がなかったのでどうしようかなと困っていた。それでそのころ住んでいたマンションのバルコニーは広かったので朝起きると遠くに見える海を見ながら、ボーっと車降ってきますようにと空に向かってお願いしていた。


だけど2か月ほど待ってみたけど、何の良い便りがないどころか、ある事情で駐車場を車もないのに2か月も前から借りなければいけないことになってしまった。

もうリースで車借りるしかないなと、仕事を半日休んで車のリースの会社に行くことにして出かける準備をしていたら、その時お客様から電話があって、今から仕事をお願いしたいといわれた。そのお客様は私にとって大事なお客様だったので、丁寧にお断りしようと思った。

「すみません、今日は車のことで出かけようとしてまして」と私。するとお客様が「えー、車買うの?それじゃあ今から30分でお宅にいくから、そこにいて」と電話を急に切られたので、私は仕方なく彼女を待っていた。


30分後ピンポーンと音がして、ドアを開けたらその彼女と知らない男性がドアの前に立っていた。

「車買うならこの人から買いなさい。すごく良い人であとのメンテも全部信頼できるから。」と彼女が連れてきたのは車屋さんだった。

彼はパンフレットを見せながら、

「今は軽自動車が人気がありまして、まあこれが2百万ぐらいで」と話し始めた。


私はあわてて「そんなお金は今はないので、リースで車を借りようと出かけようとしたところです。」といった。

「なんだ、あなた車買うんじゃないの?」と彼女。

「買いたいですが、そんなお金は無理です。」と私。

「じゃあ、わざわざこの人に来てもらって悪いから、私が新車買うわ。私の車下取りいくらくらい?」

「そうですね、7万くらいです。」

「へえーそうなの。じゃあこの車種にして、この色で」と目の前で新車を買う手続きを始めた。

私は恐る恐る「その車、税金払いますので10万で私に譲っていただけます?」と聞いたら彼女は「そこの下に泊めてるから見てみて」といった。


私はベランダに飛び出て真下を見たら、黒い彼女の車が止まってみた。私がいつも願っていたベランダの真下に。天から車が降ってきたように、そこにとまっていた。


そういうわけで、車をリースに行こうとしたその日に、車が私に与えられた。それもタイヤも変えたばかり、ナビも付けたばかりなコンパクトな乗用車を私はハッピーと名付けた。


そんな不思議な目に見える体験をしたので、今月から新しい生き方をするために宇宙の真理を体験し続けたいという思いが強くなり始めることにした。


これを始めるにあたってやるときめたことが3つある。


自分の意識を自分の行きたい方向にいつもむけて、直感で動く。

じぶんの感情をコントロールする。

食べる、寝る、温泉、排せつなど、体を大事にして過ごす。


それ以上難しいことはやらないことにした。


さあこれから楽しみ楽しみ。


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