俺は今、泥の中に居る


小学校ぐらいから泥の中にいると気づいた


普通の人のようになろうとしても

泥がじゃましてなれない


それでも泥の中を這いつくばって

あがいてあがいてしても

泥から出ることは出来ない


何かをして一瞬光が見えても

すぐにその光は消えてしまう


他の人は楽々と

階段を登っていきやがる


俺だって泥さえなければ

あんな風に理不尽なく生きたい


泥は一生とれない


それが底辺と天才の

生まれた時からの差なのだから





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る