点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀



大・長・多は

開放と回帰を実現する。


意図としても

印象としても

両極ではあるが

構造や物語が強くなるか

多様や分散が濃くなる。


視線の獲得か

刺激の喪失かの差しか底にはなく

点もあふれ

天もありふれ

あまねく愛は朝のように洗われる。




小・短・少は

凝縮と放射を実現する。


意図としても

印象としても

両極ではあるが

断定や画一が強くなるか

推量や曖昧が濃くなる。


単純な闘争か

短絡な逃走の差しか底にはなく

点もあふれ

天もありふれ

あまねく哀は雨のように愛される。



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【 初出 】


詩のブログ

『 橙に包まれた浅い青 』


2020年09月01日

「 点あふれ 天ありふれ あまねく愛と哀 」

http://komasen333.blog.jp/archives/6992645.html

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