第7話 カルテが残っていない


 平成18年・・・そして今平成31年なう。

 もうカルテ残ってないだろうなと思いつつグーグルマップで場所を確認した。なんとその場所に病院がないのだ!念のため病院名で検索しなおすとちょっと別の通りに同じ名前の病院があり、移転したのかな。ここであってるかなとおもいつつ。ホームページに書いてある病院に電話すると


「あーかなり昔ですがそっちにありましたね」


 っとのことを確認してこの病院であってるということだけは確認とれたので、診察券のコピーと受診状況等証明書の記入用紙をクリアフォルダーにいれてもっていく3月の日。病院さんは昔は雑居ビルの一角というイメージだったが、1階になり入り口付近には緑もありさわやかで明るい雰囲気になっていた。ここの先生は淡々と症状をききお薬を出してくれた、特に印象にのこっているエピソードが薄い。そりゃ13年前にちょっと通った程度だもの。


 受付で受診状況等証明書が欲しいことと、診察券というかよっていた証拠の写しを渡す。かなり前だから書けるかわからないけれど、今日は居ないけど当事から居る先生にきいてみます何かわかったら電話で連絡するということで、預けることになった。



 数日後、お電話を頂き

「カルテは残っていないので当時の症状はかけないのですが、当院のほうで残してる初診患者さんの記録では確かに記録が合いまして、その日付ぐらいしか記入できないのですがどうしますか?」

 っとの連絡がきた。でも確かに初診がそこにあったのだから一応貰っておこうとの方向で、書類代5400円との事。病院の診断書等の書類としてはわりと一般的な価格だなと思いました。

 ちなみにその病院では5年動きの無いカルテは処分してしまうそうで。初診患者一覧みたいなものを残しておいてくれていただけ奇跡である。



 後日お約束の日に向かうと窓口の人がこれですと出してくれた。

 そこには確かに初診の日付が書いてあったが、日付と病院名、先生の名前、印がおされているだけだった。それでも初診の日が証明されたので若干の安堵を得る


 うーん。それにしても先生のサイン5400円かぁ


 そんなことを思いながら帰りに5400円のコピーを何枚かとり

 ひとつ物事が前に進んだぞ!っという達成感を感じていた







 つづく!

 

 

 

 

 

 

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