貴方は私に恋をする

一ノ瀬 彩音

第1話男性を助ける

私は今、お仕事帰りで帰宅している途中でした。


帰宅している途中に具合が悪そうな男性を発見します。


さすがに見過ごす事が出来ないので私は助ける事にしました。


男性に近づいて声をかける事にします。


「すいません、大丈夫ですか?」


男性はこちらに振り向くとこう言ってきた。


「大丈夫じゃありません、助けて下さい」


男性はよろよろしながら歩いている。


今にも倒れそうな感じでした。


私は肩を貸してあげてとりあえず、私の家まで行く事にしました。


私の家に到着すると私は鍵を開けて扉を開けると男性と一緒に中へ入ります。


玄関で私と男性は革靴を脱いだら、上がってリビングに行くと男性をソファーに

横にさせてあげました。


「これでいいわね」


私は一安心すると私も椅子に座って休む事にします。


男性は疲れたのか、今は寝ています。


しばらくして男性は目を覚ますとソファーから立ち上がって私の元へ来ると

こう言ってきた。


「具合悪いところを助けて頂いてありがとうございます」


「いえっ、お気になさらずに」


「それにしても可愛いお方ですね。惚れちゃいました」


「そ、そんな……」


男性は私の事をじっと見ている。


すると男性はとんでもない事を言ってきた。


「貴方の事が大好きです。俺と恋人になってくれませんか?」


「えっ、いきなり……そんな……困ります……」


「お願いします、恋人になって下さい」


「そこまで言われると私も……」


「恋人になって頂けませんか?」


「わ、わかりました」


「ありがとうございます」


「私の事は彩音と呼んで下さいね」


「はい」


私は結局、この男性と恋人になってしまったのです。


それは大したことじゃないので構いません。


それにしても助けた男性と恋人になるなんて珍しい。


こういう事もあってもいいんじゃないかと思ってしまった。


これで男性と恋人になったという事はデートも出来るのね。


デートの行先なんて適当にやればいいのよね。


男性はまだ何か言いたそうな感じがする。


「まだ何かあるんですか?」


「そのですね、言いづらいんですけど、住む場所がないんです」


「今まで何処で暮らしていたの?」


「会社内で住んでいました」


「会社は住む場所じゃないですよね」


「はい、そうですね」


この男性は本当に住む場所がないのだろうか。


もし、住む場所がないのならここで一緒に住んだ方が

いいのかもしれない。


私のお名前は霧崎彩音キリサキアヤネで年齢22歳。


職業がOLです。


「じゃあ、ここで一緒に住んでいいですよ」


「あ、ありがとうございます」


男性も喜んでいるみたいで私も嬉しかった。


これで恋人になってしかも同時に同棲生活ってすごいよね。


これは何かの運命かな。


この出会いは大切にしないといけないよね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る