意味怖集

蛙鳴未明

ことば

深夜、眠れなくて下の階に降りていくと、居間から父と母の話声が聞こえた。

「なだろごしと、もこのあ。どうする」

「やはり、りおどでままい、ルウきうぞが良いと思いますよ。」

「そうだな。そうすれば、ルカウモモエイになるしな。」

「じゃあ、シャイを呼んできます。」

私は驚いて、シンクを乗り越えてキッチンの窓から逃げ出したけれど、その時に弾みで包丁で頬を切ってしまった。

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