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  • 永訣の天涙への応援コメント

    場面は俳句的に切り取られその外を感じさせます。

    作者からの返信

    道行きて
    見返す城や
    峠雨

    カクヨムではウケが悪いのですが、行間を読ませる文章が好きなんですよね。
    奥行きがあって世界の広がりを感じさせるような。

    お読みいただきありがとうございます。

  • 永訣の天涙への応援コメント

    はじめまして、DOIと申します。
    某企画を拝見し、まことに僭越にも出しゃばりました。
    (私は企画主とは全く関係ありませんが)「正直な感想申し上げます」という題なので、私なりに正直な感想を書かせていただきます。
    お気に障るようでしたら、削除してください。


    『永訣の天涙』ですが、まずshibachu様の仰る『200年の隔たり』は、
    私的にはあまり気になさらなくても良いのではないか、と思います。

    プロローグとして『永訣の天涙』を据えて、最後、
    「そして200年の月日が流れた」とでもし、第2話を始める。
    で、長編(?)の中で200年前の老騎士と皇子(最後の若い騎士は、皇子で合っておりますよね?違ったらすみません)の伝説に繋げればスッキリ行くのではないかと思います。


    この1編を単体で読めば、
    『老騎士の想い』をメインに、竜の紋章に降りつける雨、そして天候に老騎士の
    心情を託した物語であると思います。

    私は他人様の文章をどうこう言えるような作者では全くないのですが、あくまでも自分を棚に上げた無責任な一読者として書かせていただきます。

    まず、作者様はベーシックな文章力を備えていると思います。
    ただ、あくまでも私が『要らない部分は削るべき教』の信者なためか、ほんの少し、余分な装飾が含まれているなとは感じます。

    >>七十年の人生をそこで過ごしたはずの宮殿はひどく小さく見えた。

    の「そこで」などはなくても意味が通るのではないか、といったような部分です。
    あるいは七十の年月を、に短縮する事もできます。
    これは私が『削るべき教』なのでそう感じるだけで、「こまけーな! あらさがしかよ!」と感じましたら、そのままで結構でございます。


    >>最期の時を望む場所

    というのも、少しゴテゴテしていると感じます。もちろん意味は解りますし、少し頭の中で考えてもこれぞ!という言いかえが思いつかなかったのではありますが……。


    逆に、「雨」のモチーフが強い作品ですので、雨の描写を。
    それから、老騎士が過ごした宮殿での暖かなエピソードをもっと打ち出しても良かったのではないか、とも思いました。

    最後の段落の解釈はと言われれば、「まだ前途は暗いけれど、それでも雨が止む程度の一筋の希望の光を、老騎士はこの一人の若い騎士(=皇子)に見出した」というふうに受け止めました。

    物語自体は600字という事もあって感想に困りますが、
    安易でスカスカの会話連打に逃げず、しっかりとした文章で世界を表現しようと試みる作者様の姿勢には、個人的に好感を抱きました。


    以前、この手の「正直な感想ください!」系のコメントで正直な感想を書いたら、喧嘩になってお互い不毛に疲弊した過去がありますので、もしムカついたら、
    喧嘩せずこのコメントは削除して終わらせてください。よろしくお願いいたします。
    不躾なコメント失礼いたしました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    若い騎士が皇子か。その発想はなかった。
    面白い着想をありがとうございます。
    僕の中では皇子はまだ赤ん坊で、馬車の中で眠っているのですが、省いていますからね。
    物語なんてものは、行間をどう解釈しようが読者の自由な訳です。


    >>七十年の人生をそこで過ごしたはずの宮殿はひどく小さく見えた。

    ご指摘の部分を読み直してみたところ、確かに「そこで」は無い方がスッキリしており、僕好みの響きに収まる事に気付きました。採用!
    「七十の年月を」だと、「五・五・七・五」ですが「七・五・七・五」のバランスの方が好みですので、こちらはこのままとさせていただきます。


    >>最期の時を望む場所

    僕としましては、全体の雰囲気を重苦しいものにして、最後の一節に繋げるのが狙いですので、この句はその一助となっていると思うのですが、どうでしょう。


    >>雨の描写を

    僕の筆力では、増やすと諄くなるかもしれません。
    宮殿の暖かなエピソードに関しましても、対比として使えば闇が深まる効果があるかもしれませんが、重厚な雰囲気が薄まる恐れもあります。
    力不足、ご容赦ください。


    最後の一行は遊びで、敢えてどうとでも解釈できる作りにしております。
    DOIさんの感性では天を見上げたのは老騎士で、感じられたのは一筋の希望なのですね。


    僅か六百字の物語に感想を強いる、野球に例えれば「一球で俺というピッチャーを理解しろ」という傲慢な試みではありましたが、ご感想をいただけたのは幸いです。
    ありがとうございました。