第8話 変態的発想ですよ?
生徒を冒険者に預け先生はギルドに戻っていた。
すると、砂時計が動き出した。
あっけなく砂は落ちてしまい、ランク2の発令
うるさい号鐘が始まった。
先生「始まったか、とりあえず生徒のところに戻らないといけませんので、馬車を出してくれますか?」
担当者「なら急ぎましょう」
先生「助かります」
急いで向かった先生、時既に遅し、
パーティーとユリウスは、魔物を倒して拠点に戻って雑談してた。
マサムネ「ジャンヌの新しい話、聞けてよかった、やっぱり変質者って強すぎる」
レティ「ジャンヌ様を超えるのは不可能」
そして、先生が慌てて来た
学生の元でランク2の発令、ギルドのバザードランクではランク2の排除には村の軍事力が必要、ユリウスは単体で村の軍事力を超えている。冒険者の中でも強い。
先生「ランク2の発令です、急いで避難して、ユリウスは対処してください」
マサムネ「あっ、先生、遅いです、ユリウスさんが倒しました。」
ユリウス「あれこれありましたが、倒しました。」
状況の説明があった。もちろんレティの異常行動についても。
先生「今回のは何でした?」
ユリウス「これです。」
どす黒い大きなナメクジ、目は赤く燃え、動きめ速いし触手も長い。
先生「新種ですか?」
ユリウス「えぇ、こんなのは初めてです、ゾンビジャイアントスラッグと呼んでみましょう。」
マサムネ「新種ですか、」
新種の討伐は高配当が期待できる。
マサムネ「レティは結構頑張ったが、無報酬ではないでしょ?」
ユリウス「身体を張って止めてくれたから、死者を出さずに討伐できましたので、報酬を受け取る権利があります」
レティ「じゃぁもらう」
最初は遠慮するものだろうが、この騎士には関係ない。
先生「ではこのまま授業を続けて、終わり次第、ギルドに向かってください、私が話をつけておきます。夜ですから、奇襲に気をつけてください」
あの教師も今回は気が利くじゃないか。
ユリウス「マシューはどうする?」
マサムネ「知らない」
イーサン「規律違反ですから仕方ないです、」
勝手に失踪してくれる迷惑青年に鉄槌を!
エウフェリア「そろそろ夜ご飯にしませんか?」
ラフィア「うん」
一同「いただきます」
森の中にしては立派な食事、
食事が始まって数分後、
「ただ今」マシューが帰ってきた。
マサムネ「あ、無事ですか?」
マシュー「無事どころかこれ、でかいゴキブリに襲われたから、地面に大量に接着剤塗って全部捕まえた」
虫が巨大化して人々を襲う面倒な状況だが、本質は変わらないゴキブリ。
マサムネ「これはすごい」
10匹ほど捕まえてるが、今は食事中、とても女性陣に見せれるものでは無いほど汚い、とりあえず穴の中に放り込んで
蓋をして尋問が始まった。
イーサン「どこをウロウロしてたんだよ」
マシュー「1番近い、他のパーティーを見てきた」
マサムネ「で、どうだった?」
マシュー「この量なら勝てると思う」
イーサン「ですが、このパーティーでの規律を守るようにしてください。」
マサムネ「いいよ別に手段がどうであれ勝てればいい」
イーサン「そうですね、ここは軍隊ではありませんし」
レティ「褒美って何かな?」
マサムネ「お金なら助かる、ここ卒業したあと、お金かかると思う」
女王のお小遣いは卒業までしかもらえない、それまでに装備なども全て揃えないといけない。
エウフェリア「そうですね、魔法ではどうでもできないこともありますから」
お金は複製できない。食べ物も複製できない、売り物も複製できないはず
エルザ「僕は卒業してもこのパーティーのままがいい」
レティ「私も同じ考え」
イーサン「付き合いの長い者は信用できます」
マシュー「俺は抜ける」
最初はそんなこと言っていた。
マサムネ「そうか、好きにすれば良い」
イーサン「止めないのですか」
他人の人生だから他所者があれこれ言えないし、あれこれすることもできない。
エルザ「僕は楽しいなら他は気にしない、けどマシューからもらったおもちゃ、これ使うと身体が今までにないくらい気持ちいいから、卒業しても出て行かないで」
マシュー「それは持ってていいよ、」
エウフェリア「何ですかそのやらしい物は、それはさすがに卑猥過ぎますよ」
マサムネ「卑猥なのかそれ、でもマシューそれ何に使う?」
やらしいものでは無い、美容系の機器だが、こんな物が存在しない時代で、偏見の強い者が見るとやらしく見えてしまう
マシュー「悪戯で誰かを恥ずかしい目にあわせる時に使う」
レティ「エルザ、私も貸してくれ」
エルザ「いいよ」
マシュー「使いまわしは良くないから、もう一個あげる、エウフェリアは欲しい?」
エウフェリア「わ、私は、そんなもの欲しくありません」
顔が赤いが、欲しいって顔してる。
マシュー「じゃあレティにあげる」
レティ「感謝する」
マサムネ「おい!」
イーサン「マシューって何でも持ってるみたいだけど、そんな物まで持ってるのか」
瞬間接着剤、デスソース、その上、道具を詰め込んだ箱ごと転送されるとは激レアすぎる
エウフェリア「卒業しても私はこのパーティーに残ります」
ラフィア「私も同じです」
ユリウス「イーサンもいろいろ大変だな」
イーサン「えぇ、おっしゃる通りです」
運任せと変態に板挟みにされる本職軍人
それから雑談が始まった。
月が高く昇り、睡魔に襲われたパーティー、エウフェリアが提案した。
エウフェリア「もう寝ませんか?」
ラフィア「眠いです」
マサムネ「寝る場所を決めよう」
こんな時間になって寝る場所を決める、
先手先手で行動できないパーティーリーダー、
エウフェリア「ハンモックを準備してます、魔法でラフと即席で編み込みましたが、使えると思います」
なんでもできるソーサラーと何もできない指揮官
イーサン「本当にすごいです、ありがとうございます」
エウフェリア「一応、個室化してます、音は聞こえませんし、中も見えませからやらしいことはしても構いませんよ」
ミュートという魔法で騒音対策がされてるがそれを利用してやらしいことをすると勘違いされてる。
マサムネ「やるわけないだろ」
イーサン「また心外です、偏見ではありませんか」
エルザ「僕はここではやらないよ、声が出ちゃうもん」
レティ「そんなに気持ちいのか」
エルザ「うん、とっても気持ちいい」
レティ「快楽と恥辱を同時に楽しむには最高の状況、やらない理由がどこにある」
変態の発言、本当に騎士なのか?
マサムネ「よし、取り上げろ」
レティ「さすがにこれは冗談です、多分」
マサムネ「俺は知らん、もう寝る」
「おやすみなさい」
夜更かしして1日が終わった。
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