第28話 禁煙出来るかの境目

 私は10年間禁煙に失敗してきました。

 なので、10年間喫煙する事になりました。現在は、吸わなくなって10年経ちましたが、タバコに関する意識は依然強いままです。まだ、タバコから完全に離脱出来ていないのかも知れません。

 今、世の中は自粛ムードです。至る所で時短営業をしており、世界が変わりました。

 それに伴い街の喫煙所も閉鎖され、喫煙出来ない店も増え、このまま日本の施策としてのタバコ離れが急激に進んでいく事になるような気がします。

 これからの日本は、喫煙者は、間違いなく生きにくくなります。

 日本は、今禁煙出来るかどうかの境目にいると思います。国単位での問題です。

 つまり、2020は日本人の多くの人が禁煙と喫煙の境目にいると言っても過言ではないでしょう。

 今、喫煙者の多くは、タバコを辞めたいと思っているのではないでしょうか?

 タバコを辞めても、何も変わらないのであれば、辞めてもいいと考えている人を入れたら、ほとんどの人が該当するのではないでしょうか?

 タバコは、良くも悪くも生活が一変します。タバコミュニケーションの威力は凄まじいし、間を取れる、落ち着く等の威力はすごいです。うまく付き合えば、もしかしたら自分の能力を高める効果もあると思います。

 10年間タバコを吸い、10年間禁煙してきて、分かった事は

 タバコは、生き方を変える

 これだけは間違いありません。

 誇張した表現をすると、私が喫煙者の頃は、

 タバコ=不良=かっこいい

 そんな時代でした。

 私は、かっこよく変わりたくてタバコで人生を変えました。

 かっこよくなったかは、分かりませんが間違いなくそれまでの人生から変わりました。

 吸いはじめる人と吸いはじめ無い人の境目はここにあると思います。

 変わりたいかどうか?

 タバコをやめれる人と、やめられない人との境目もここにあると思います。

 変わりたいかどうか?

 現状を変えたいと思っている人は、禁煙はうまくいくと思います。

 該当する方がもしいらっしゃったら、タバコとの付き合い方を変えてみて欲しいです。

 いつもいる周りの人が変わりませんか?

 自分がいつも見る景色が変わりませんか?

 自分の考え方が変わりませんか?

 私は、タバコを辞めることで悪い方向に変わった面もありますので、必ずしもいい方向に変わるとは限りませんが、変わるというキーワードで禁煙と向き合い、変えたいと思えるかどうかが、禁煙出来るかどうかの境目だと思います。

 禁煙出来るかどうかの境目は、意志が強いか弱いかではなく、変えたいか変えたくないかではないかと思います。

 日本が、禁煙に舵を切ったと言うことは、現状に満足しておらず、変わることを選択したという事です。

 もしかしたら日本は、変わりたい人が多数派になってしまったのではないでしょうか?

 表向きは、東京五輪の為かも知れませんが、それに便乗した何らかの力が働いているとも考えられます。

 タバコと日本を見てみると、日本は不満足国家になってしまったと言うことではないのでしょうか?

 良く変わるのか、悪く変わるのかは分かりませんが、2020が大きな分岐点になることは間違い無いと思います。

 タバコは国をも変えてしまうのか?

 2030年にこれをもう一度読んで見てください。

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