詩じゃないから注意。ただ思ったことを書き連ねるぜ。

とある日の友人とわたしのLINE。



ピコン。



友人:辛い……


私:どうしたのかね。


友人:辛い……


私:死にたい?


友人:ぶっちゃけ今すぐ線路に飛び込んで即死したい……


私:そうか……


友人:だがな、夕凪(私)よ。


私:ん?


友人:わたしは死ねないし、死なない。なぜか分かるかね、夕凪少女よ。


私:んー……なんで?


友人:なぜなら、今度の夏に漫画の新刊が発売されるからである。


私:そうかぁ。


友人:なぜなら、今期のアニメが好み揃いでとても楽しみだからである。


私:そうかぁ。


友人:なぜなら、今追いかけている漫画が完結していないからである。


私:そうかぁ。


友人:わたしはな、夕凪。死ねないんだよ。もっと楽しいことしたいし、もっと好きなものに薬物依存者なみに溺れてアヘアヘしたいし、漫画の後日談を想像しながらウホウホしたい。だから死ねない。死ねない。まだ死ねない。死なない。


私:……。


友人:………つらい。


私:……そうかぁ。


友人:でもやり残したことが多すぎるので……生きる……くそったれ……。


私:うん、それがいいよ。


友人:一緒にウホウホアヘアヘしよう、夕凪。死ぬまで。


私:うん。一緒にウホウホアヘアヘしようぜ。死ぬまで。





友人は落ち込んだ時、常にこんな感じ。

こいつ本当は大して悩んでねぇんじゃねぇかと思うこともあるけど、本人は割と本気で自殺を考えてる。

その上で時には私に電話してきたり、LINEしてきたり。

でも結局私は話を聞くだけで、大抵は友人が一人で勝手に悩みをぶちまけて、一人で勝手に悩んで、勝手に解決して、納得して、生きていく。


この、痛々しいくらいに強い親友に私ができることは、話を聞いて、相槌を打って、彼女の中で納得できる答えが出るまでそばにいてあげることだけ。


悲しくはない。寂しくもない。

たまに、ほんとうに友人が自殺しようとしたらどうしようって考えるけど、それはそれで、友人の選択だから。

そうしたら、また、相槌を打ってあげるだけ。


間違っているかもしれない。

私はただ傷つけるのが怖くて、否定するのが怖くて、否定されるのが怖くて。


それでも、きっと友人に私の声は届かない。


だから今日も、これからも、友人がちゃんと納得して生きていけるように、側にいたい。

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