雨に撃たれて

ジトジトの世界


敷きっぱなしの布団に寝転がって

ただ、進む、時を見てる。


“止まない雨はない”と言うけど


未だ降り続けている。



グルグルと回るモビールを

眺めるだけで一日が終わって


今日も時間を浪費して

また、眠りにつくの。



ほら、もう、植物園の閉園放送が流れた。


暗い世界で開けた冷蔵庫の

光が眩しくて目が開けられない


冷たいままのこの前の残りを

無理に 口に詰めた



雨の音がボクのこころを濡らす

雨の音がボクをみたしてく


これは一体どういうことなの?


土砂降りの中を駆け出した


夜の雨は身に染みて

ボクの頭を冷やしてく



ああ、これは


これは“寂しさ”だ。

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