何故ワタクシはこんなにスルメに惹かれるのか

 スルメ……その味わい深さ。

 噛めば噛むほどに口中に広がる独特の風味。


 今回は久しぶりに、わたしの好物であるスルメへの愛について語りたいと思います。


 元々、小さい時から、というか、むしろ今よりも小さい時の方が甘いものよりも、梅干しだの乾物系が好きな子供でした。


 家で漬けていた梅干しの瓶を抱え込んで、両手に握りこんで交互に食べていたという逸話もあります^^;

 どうも好きになると極端に凝るらしく(その癖?は後年、1ヶ月連続カレーうどん等などとなって発現するわけですが)両親や祖母を何度も、たまげさせたのでした。


 さて、スルメです。

 元々、魚介類が好きな子でした。

 あの磯の香りに堪らない食欲をそそられるのです。

 スルメとの最初の出会いは、父が酒の肴として食べていた時だと記憶しています。

 父が気まぐれに裂いたスルメの1片をくれたのです。


 一口噛んで、むむ、かたい。

 噛んで若干柔らかくなった所をしゃぶる感じで、おや、なにやらじんわりと。

 もうひと噛み、柔らかくなった所が噛みきれて口の中に、おお!クチャクチャと(失礼)噛み締めるたびに口の中が!!!

 竜宮城(*゚∀゚*)や〜!

 イカがフラダンスしよる〜!!!

ᔦ๑° ꒳ °๑ᔨᔦ๑° ꒳ °๑ᔨᔦ๑° ꒳ °๑ᔨ


 何とも不思議でした。

 こんな地味な外見に関わらず、噛むたびに口に海が広がってくる。

 もう、一気にとりこです。


 一時は、おやつと言えばスルメでした。

 晩酌をする父の横にへばりつき、じーっと見ていると、裂いたものを渡してくれます。

 食べ終わるとまた、じーっと^^;

 下足げその美味しさにも目覚めました。


 そして、大きくなってくると、わたしは裂きイカにも手を出すことに。

 それだけではなく、酒の肴的な干物が大好きになるわけだけど、それはまた別の話で(笑)


 ちなみにお酒は勿論20歳過ぎてからしか飲んでないし(それまでは酒無し肴のみ)今もお酒は飲めますが、飲む習慣も機会もないので、たまーに麦酒ビール(あ、でもノンアルがほとんどだし、せいぜい発泡酒)か、料理の残りの日本酒をちょこっと飲んでみたりとかですねぇ。


 美味しいとは思うんだけど、珈琲コーヒーと同じで習慣がないので無くても大丈夫なのは大人の端くれとしては、ちょっと寂しい気もしないではないけど(笑)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る