異世界にて現代国家は威容を誇る

佐々木悠

第1話

神とやらは身勝手な物だ。手違いとやらで私を殺しておきながら、チートを与えるから管轄する世界の安定化に協力しろと言う。逆らえばその話は無し。正直交渉ですらない。近代国家建設というチートがあるのは良いが、神は理解していないようだな。

私が世界を壊してやろう。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

与えられたのは他の国家から視認させず管理下に一切ない諸島群。元々は陸海空で活動出来る軍事力供給企業ミリタリー・サプライ・カンパニーの実働部隊参謀をしていた。元々実働部隊の一兵士だった故に人並み以上の銃器の心得はある。ジャック・F・ハーロウ退役海兵大佐。ユナイテッドミリタリー役員が肩書きだった。


「先ずは己の装備からだな。何が潜んでいるか分からん。」


ベレッタ90-twoを選択する。9×19mmNATO弾を17発入れたマガジンを予備として3つ呼び出す。

転移した地点は山間の様で、基地を設営するには広さが足りない。首都になる所だ考えて決めるのが当たり前だろう。

ガサガサと音を立て草むらから飛び出してきた猪のモンスターに銃弾を叩き込むが直ぐには死なない。


「…5、6発ぶち込んでこれか。メインアームがいるか。」


ベネリM4を選ぶ。スラッグ弾なら通用するだろう。


しばらく森の中を歩いていると開けた所が見えた、海へと続く道もある様だ。

拠点となる建物を建築する、三階建ての強固な建物を。見た目はアランフェス宮殿に近い。その周りに柵を作り、防備を行う。離れた所に都市区画を設置し拠点となる官邸の周りには陸軍の基地や軍用空港を作る。そこから国営工廠を作りと自営できるように整えて取り敢えずは完成だ。市民は神が作る。


「軍備を整えるか。陸軍の火器はM416か?いや、念の為にM417の方が良いかもしれない。なら分隊支援火器はM240Lが良いな。」


そう呟くと目の前にM417にM320を取り付けホロサイトを装備した兵士とM240Lを装備した兵士が大隊分現れた。ハンヴィーに乗り、指示を待つ。


「指揮官、アルファ中隊はここの警備。残りは散らばり索敵せよ。」


「はっ!大隊長、リリー・イングラム少佐であります!拝命しました。」


「イングラム少佐、貴様は拠点の守備の指揮を摂れ。」


「了解です。」


若々しい少佐に苦笑いをしつつ、自分は宮殿の内部の設計を始める。地下にデータセンターを作り電子化された、安全保障室を設置する。自分の執務室にパソコンや机、そしてコーヒメーカーを置く。ついてまわるイングラムはさながら犬の様。服装を変える。世界的な公共の敵パブリック・エネミーならSSだろう。SSの高名なかの黒服を着用する。執務室と私室を扉で繋ぎ、私室にはベットと簡易的なキッチン、そして個人の武器庫を作る。


武器庫にはM416やM4ショットガン、MP7、P226を置き、その銃弾を用意する。枕元にはUSP、壁にはMSRの.338ラプアマグナム仕様を掛け、レッグホルダーにMk.23を装備する。そして武器庫に掛けたM416を手に取りマガジンを装填し外へ出る。


「イングラム少佐、着いてこい。空港へ向かう。」


M416にはサプレッサーと銃剣を取り付けサイトはダットサイトを取り付ける。

既に民衆が召喚され、活気のある街並みが作られている。


「イングラム少佐、ハンヴィーに乗る、運転を任せる。」


アスファルト舗装の道路をハンヴィーで走行する。道中、治安から内務省を設置して警察部隊を整備すべきと考える。

空港には、管制塔と滑走路のみ存在する。先ずは駐機様のバンカーや対空ミサイル群を設置する。


「イングラム少佐、召喚した大隊は私直属の戦闘部隊とする。SSの様な物だ。」


「はい。分かりました。」


空軍基地の防衛として兵士2個連隊2000名を召喚する。武器はP90とFN Five-seveN、両方にサプレッサーを装備させる。


攻撃ヘリとしてAH-1Zヴァイパーに汎用ヘリとしてUH-60Lブラックホーク、輸送ヘリとしてCH-47Fの3機種をメインにヘリコプター機動部隊を召喚する。


「ジェシー・F・マクミラン中将です。」


「マクミラン中将。君は特殊介入旅団の兵士を率いて貰う。基地は今現在ここだ。」


空軍はF-35AとF-22をメインに輸送機はC-130J、C-5B、C-27Jに攻撃機のA-10、AC-130U、戦略爆撃機のB-1B、B52Hを装備する。


軍民それぞれの衛星を打ち上げる部隊を設立しGPSや天候、通信の充実化を図る。


さて、下準備はこれくらいか?


陸軍の装備を決定する事とする。帰還し兵士から7.62mmNATO弾は不要と結果が出た。

故に主力歩兵火器をH&K社のM416を採用する。分隊支援火器としてM249、Mk.12をマークスマンライフルとして採用。狙撃銃としてAWM.338ラプアマグナム仕様やバレットM500を採用。散弾銃はベネリM4を採用しM2重機関銃を装備する。M203グレネードランチャーを装備させ、短機関銃にSIG MPXとMP7、P90、UMPを採用する。拳銃はUSPの45口径仕様、P226を採用。車輌には勿論ハンヴィーやGBC180トラック、ストライカー兵員輸送車、ストライカーMGS、ストライカーMC、ストライカーCV等のストライカーファミリー。戦車はM1エイブラムスより軽量を求め10式戦車を採用。砲兵装備はM110やM109A6、M270多連装ロケット砲システムやHIMARS、M119、M777等を採用した。

歩兵戦闘車はM2ブラッドレー。陸戦兵器は追追採用するとしよう。


続いてヘリはCH-47FやV-22、UH-1Y、OH-58AとD、AH-64Dを採用。


海軍はどうしようか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る