非現実な痣と非現実な古代武器の秘密は突然に

さて昨日の海岸デートから1日が経った。

ライナは楽しめただろうか…?

浴室の扉を開け、お風呂に入っているライナに声をかける

「ライナ!昨日の海岸デート…楽しめた…?」

「ひゃい!?/////」

扉を開けた先、風呂に入ったライナがいる、彼女は口元まで深く入り、こちらをジト目で見ている。

だが変に顔が赤い…。

「ん?顔赤いぞ…?のぼせる前に風呂から出ろよ?」

「分かってますっ!!!//////」

怒っている…様子だ。

それ程昨日は楽しめてはいないと言う事か…!?

不味いな…嫌われるのだけは阻止しないと…

と…?

ふと…、鏡に写る自分の右手に目が行く…

右手の甲に雷のマークを象る痣が刻まれている…?しかも腕にも充血したように腕にも細い痣ができている…どっかぶつけたか…!?いや!普通にできたヤツじゃないっ!

ならコレは何だ…!?

そうして考えていると浴室の扉が開き…一糸まとわぬライナが出て来た…

そして…


「いやああああ!!?//////」



そうして時間が経ち

ようやく落ち着きバスタオルを身体に巻いた状態のライナが俺の右腕見て…一言

「この痣からは魔力の粒子が漂ってますね…」

次に一言

「ああ、それと昨日の海岸デートは楽しめましたよ…?////」

「で、でも!怒ってたから…てっきり…」

そう言って反論する俺、

「あれは…貴女に裸を見られたからで…////」

同性に裸を見られて困る事があるのだろか…?銭湯だと女性は皆丸出しだぞ…?

「しかし…魔力の粒子か…、心当たりしかないな…?」

そしてライナと口を揃って

「「あの刀!」」

しかし…昔の刀が普及してた時代に魔力を宿した刀なんてなぁ…?いや!ここは前の常識が通用しない世界だ…!もしかして…っ!

そう思い

部屋にスマホを取りに行き…。ネットアプリを起動させ、あの刀を調べる事に…。

そして…、あの刀を紹介してるページにたどり着く。

そうしてその紹介文を一字一句漏らさず読んで行く…。

「雷光刀(らいこうとう)…、刀身に雷のエネルギーそのものと魔力を帯び、敵の攻撃、持ち主を傷つけるレベルならば物理、魔力、関係なく全てを往なす力を持っている不思議な刀…、刀身が紫色に光っているのはそのエネルギーと魔力が活性化している証拠であり…およそ半径50メートルの範囲で持ち主に敵対する者を感知する。すると鞘が強く光り輝き持ち主に知らせる。そして『持ち主を記憶するために刀の柄を一度でも握ると握った手に雷のエネルギーと魔力を注入する。注入された手には腕まで雷のマークを痣として残す、この痣は持ち主が死ぬまで消えない、だがこの痣はいわば、雷そのものの絶大なパワーと魔力をその身に宿した証拠であり持ち主認証の役割も示し決して失くす事も叶わない。また、痣そのものは身体に負の影響を及ばさない』か…」するとライナが…

「じゃあその痣はあの刀に力を貰えた証拠なんですね♪」

「そういうことらしいな…ふぅ…」

ここで、あっと気づくあの強さが俺自身の力で無いって知られたらライナはがっかりするのでは…?

恐る恐るライナの方を向くが…

「ふふ♪」

と…、以外にも、ライナはがっかりしては無い…寧ろ嬉しそうだ。

「な、何で…?そんなに、嬉しそうなんだ…?」

そう言うと

ライナは満面の笑みで

「ふふ♪何でがっかりしないのって言いたげですね?♪」

続けて告げる「あの未知の嘘偽りのない英雄譚を聞かせて貰えたあの日から未知にがっかりなんてしませんよ♪」

そう言って俺の頭を優しく撫でるライナ…

ああ…駄目だ…こういうのに耐えられないんだよな…っ

そう思いながら膝に手を付きそのまま震えながら泣く俺…。

「絶対見るなよ…?」

と言いながらすすり泣き続ける…。

「はいはい…♪三十路女が年下の女の子の前で泣くとかかっこ悪いですもんねぇ〜?♪」

「だったら!!」俺が言い終わる前にライナが優しくその豊かな胸に俺を抱き寄せ

「でも私はかっこ悪いなんて思いませんよ♪」

そう言ってそのまま頭を優しく撫でて貰い…

「いじわる…」

せめてものお返しと言わんばかりにその一言を吐き捨て。

その夜はライナの胸で泣き明かした…

「いくらなんでも、泣き過ぎでは…?w」

「うるっさい!」











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