第3話怒られる

今の時間は午後7時。

うちの門限は午後5時。

塾がある日の門限は午後9時。

今日は塾はなかった。

2時間も門限を破った。

当然のことながら怒られる。

家出しようなんて考えたけど15歳の中学3年の小娘にそんなことは結局できなかった。

私は家の前で立ちつくす。

家に入ってしまえば怒られる。入りたくない。

家に帰るって本当は幸せなことなのにどうしてこんなにも苦しいの?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る