第4話明日は・・・

雪が舞う真冬の寒空の下私は駅前のイルミネーションで飾られた街路樹を眺めていた。

明日は大好きだったあの人の結婚式。私の元にも招待状が届いた。正直行くか迷ったが行くことにした。

「あれ?優希奈じゃん」

「夢」

「優希奈今帰り?」

「うん。夢は?」

「あたしは彼氏とデートして帰ってきたところ」

「リア充め」

「あんたは彼氏作らないの?」

「今は恋愛とか考えてないの」

「お堅いね。ここで会うの何かの縁だしどっかで飲まない?」

「そこの居酒屋でいいんじゃない?」

「入れるか聞いてくるからそこで待ってて」

「わかった」

今のは秋野夢。私の親友だ。中学2年の時に転校してきて共通の趣味があることから意気投合し今ではなんでも話せる仲になった。

「優希奈お座敷の席なら入れるって」

「じゃあお座敷でいいよ」

「今日はじゃんじゃん飲むぞ」

「明日夢も結婚式出るんだから程々にね」

「はーい」

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